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陽だまりのひと
著者名:藤岡陽子、カバーイラスト:中村至宏
出版社:祥伝社
「婚約破棄は、どのくらいの罪になりますか」
横浜・鶴見区にある芳川法律事務所は弁護士の芳川と事務員・涼子で成り立っている。ある日、相談にやってきた高校教師の桐山希は、婚約を破棄してきた元恋人を訴えたいという。だが、希の態度から彼女の本心に疑問を持った涼子は、自分の想いを伝え・・・・・・。(「卒業を唄う」)依頼人の心に寄り添い、小さな法律事務所は今日も奮闘中!
『テミスの休息』改題作品
100億人のヨリコさん
著者名:似鳥鶏
出版社:光文社
貧乏極まり行き場を失くした小磯は、学生課で寮費千三百円という怪しげな「富穣寮」を紹介される。大学キャンパスの奥の奥。そこでは、変人の寮生たちが奇妙な自給生活を繰り広げていた。しかも部屋には、夜な夜なヨリコさんという「血まみれの女」が現れるという。ヨリコさんの正体を解き明かそうとする小磯は、やがて世界の存続をかけた戦いに巻き込まれていく!
喫茶黒猫はいつもあやかし日和です
著者名:浅月そら、イラスト:紅木春
出版社:KADOKAWA
赤坂の路地裏に、隠れ家のようにひっそりと建つレトロな喫茶店「喫茶黒猫」。この店で客を迎えてくれるのは、若き店主・美月と、あやかしの黒猫レン。美月は幼少期のトラウマで人と話すことができないが、そんな彼女を黒猫レンがしっかりフォロー。美月の肩にチョコンと乗って代わりに話すことで、見事にお客とコミュニケーションしてしまう―。あやかしが人間を想うが故に起きてしまう切ないトラブルを、美月とレンが解決していく、心癒される物語。
江戸川西口あやかしクリニック 3 私の帰る場所
著者名:藤山素心、カバーイラスト:優起
出版社:光文社
クリニックはいつになく混んでいる。心理的なストレスが引き金になって身体に症状が現れた人が殺到しているのだ。予想外の状況に、テンゴ先生もパンク寸前。そんなときに現れたのは、幼なじみの嵩生兄ちゃん。そのストレートで強力なアタックに押され気味の亜月だったが、その存在に違和感を覚えてしまい・・・・・・。
すいにテンゴ先生が亜月への思いを語り出す!
市立ノアの方舟 崖っぷち動物園の挑戦
著者名:佐藤青南、カバーイラスト:おとないちあき
出版社:祥伝社
野亜市役所職員の磯貝健吾は、突然の人事異動で廃園寸前の市立動物園の園長に就任した。だが、初日から飼育員たちに”腰掛の素人”と反発されてしまう。挫けそうになったとき一人娘が写生したゾウの絵を目にし、何としてでも園を存続させようと決意。厄介な問題だらけだが、そこには曲者揃いの飼育員たちの動物への一途な想いがあった。真っ直ぐな情熱が胸を打つお仕事小説!
MORI Magazine3
著者名:森博嗣、イラスト:コジマケン
出版社:大和書房
本気と冗談でサッパリ解決〈人生相談&質疑応答〉
無関心からの鋭い視点〈2018年を振り返る〉
謎が謎を呼ぶ〈ショートショート〉、再び!
特集インタビュー〈時間との向き合い方〉
巻末付録〈2019年の運勢〉
淳子のてっぺん
著者名:唯川恵、カバーイラスト:danny
出版社:幻冬舎
山が好きで、会社勤めをしながら国内の様々な山に登っていた淳子。「エベレスト? 女なんかに登れるもんか」その言葉に奮起し、彼女は女性だけの隊で世界最高峰を目指す。苦しい資金繰り、寝る暇もない膨大な準備、隊員同士の軋轢を乗り越え、8848メートルの頂きに立った淳子の胸に去来したのは・・・・・・。登山家・田部井淳子さんの挑戦を完全小説化。
砂漠の影絵
著者名:石井光太
出版社:光文社
二〇〇四年六月、イラクの武装組織に日本人五人が拉致された。商社勤務の橋本優樹は、バクダッドへ向かう途中だった。組織の要求は、自衛隊のイラクからの撤退だ。日本政府はその要求を拒否、予告された処刑の日が迫ってくる。憎しみ合いと、殺し合いの果てにたどり着くのはどこなのか。人と人は分かり合えないのか。人間の生き方を問う、渾身の傑作長編小説。
月輪先生の犯罪捜査学教室
著者名:岡田秀文、カバーイラスト:ケッソクヒデキ
出版社:光文社
泣く子も黙る東京帝大に、一風変わった口座が開講された。実際に起きた未解決事件を題材に、実地の推理を繰り広げる趣向だという。担当教官は、有名事件を次々と解決に導いた探偵・月輪龍太郎。集まったのは個性的な三人の学生たち。初々しい探偵の卵らは、四つの難事件を解くことができるか? 明治期の帝都東京を舞台にした、奇妙にしてスリリングな推理合戦。
天を掃け
著者名:黒川裕子、イラスト:中村ユミ
出版社:講談社
必要なら、何百夜かけてでも全天を捜索する。
それが、掃天。
短距離走者として期待されながらも、走れなくなった駿馬は、
中学二年生の初夏、たったひとりで小惑星探索にいどむすばると出会う。
神様のコドモ
著者名:山田悠介、カバーイラスト:ふすい
出版社:2019
神様の留守中、”神様の子”が天上界から地上を覗き込み、人間たちにこっそり手を下す。反省しない殺人者には、死ぬよりつらい苦痛を。虐待を受けた者には、復讐のチャンスを。愛する者を失った人のもとには、幸せな奇跡を――。1話3分で読める物語が42篇。時代に求められる才能がたどりついた、戦慄あり感動あり涙ありの究極のショートショート!
日本文化 ビジュアル解体新書
著者名:山本素子、カバーイラスト:小川かりん
出版社:SBクリエイティブ
どうしてお月見にススキを飾るの?お茶会で恥をかかないお茶の飲み方は?「如来」と「菩薩」はどう違う?いつも尺八を吹いている虚無僧は何者なのか?・・・・・・日本人でも、いや、日本人だからこそうまく説明できないことは多いもの。本書は、長い歴史の中で独自の発展を遂げた伝統文化をピックアップ。イラストと写真を豊富に使い、わかりやすい解説を添えた。集めたのは、「大事なところ」と「面白いところ」だけ。それでは、ページを開いて日本《再発見》の旅へ。いざ出発!
果てしなき追跡(下)
著者名:逢坂剛
出版社:中央公論新社
密航者として追われる隼人(土方歳三の変名)とゆらは、西武の大地で離別してしまう。ゆらを探し旅をする隼人は、アリゾナの荒野で先住民の襲撃を受ける。一方、ゆらの前には彼女を追う悪徳保安官・ティルマンが現れ、絶体絶命の危機が――。運命に引き裂かれた二人は、生きて巡り会うことができるのか?
巻末に逢坂剛×月村了衛対談を収録。
殺人犯 対 殺人鬼
著者名:早坂吝、装画:影山徹
出版社:光文社
「僕の先回りをしている殺人鬼がいる! 」
嵐の孤島に閉じ込められた三十九人の児童。
次々に現れる猟奇的な死体。
誰も予想できない殺人鬼の正体とは! ?
若手本格ミステリ界の鬼才が挑む、戦慄のクローズドサークル!
この夏のこともどうせ忘れる
著者名:深沢 仁、イラスト:絵津鼓
出版社:ポプラ社
高校三年、受験生の圭人は塾の夏季合宿に参加し、学校で同じクラスの香乃と同室になる。苦手なグループにいる相手を窮屈に感じていたが、眠れない夜を過ごすうち、圭人は香乃にある秘密を知られてしまう――「空と窒息」など書き下ろし5編。
夏休みという長い非日常、いつもと違う場所で出会い、交流する二人。暑さに眩む視界と思考の中で、変わっていく関係を描く。記憶に濃い影を落とすような青春小説。
天生の狐
著者名:志坂圭、カバーイラスト:山本祥子
出版社:ディスヴァー・トゥエンティワン
飛騨高山の近く、天生の山中に暮らす十七歳の少女、紺。医者の宋哲と共に薬草を探り、生計を立てている。しかし、紺にはもう一つの顔があった。幕府に使える忍として宋哲に育てられていたのだ。ある日、紺は高山である男を見つける。それは紺が幼い頃、目の前で両親を斬り殺した武士であった。「仇討ちなど馬鹿らしい」と思っていた紺の心の中に、熱い気持ちが湧き起こる。
ギフト
著者名:日明恩、カバーイラスト:中村至宏
出版社:双葉社
その少年に目が留まった理由は、ただひとつ。こぼれ落ちる涙を拭おうともせずに立ち尽くしていたからだ。それもホラー映画の並ぶ棚の前で。しかも毎日。――ある事件がきっかけで、職を辞した元刑事の須賀原は、死者が見えるという少年・明生と、ふとした縁で知りあう。互いに人を避けて生きてきた二人。孤独な魂は引かれ合い、手を組んだ。須賀原と明生は、様々な事情でこの世に留まる死者たちの未練と謎を解き明かしていく。
SMALL GREAT THINGS 上 小さくても偉大なこと
著者名:ジョディ・ピコー、訳:川副智子
出版社:ポプラ社
「ジョディ・ピコーの最高傑作だ。読者は問いを突きつけられ……人種と偏見をめぐる文化的認識の幅を広げられるだろう」(ワシントン・ポスト紙)
「ある冤罪」を着せられて生活が一変した看護師のルースは、若手弁護士のケネディと立ち向かうが、彼女は大きな「嘘」を隠していた――。
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『テミスの休息』改題作品