制作実績

WORKS
  • ぼくんちの宗教戦争!
    著者名:早見和真
    出版社:幻冬舎
    「ぼくだけはしっかりしていなければ」。父の事故をきっかけに、両親は別々の神さまを信じはじめ、家族には〝当たり前〟がなくなった。信じられるのは、一足先に大人になってしまった親友の龍之介だけ。妹のミッコを守ることでなんとか心のバランスを取るけれど、ますます家族は壊れていく。ぼくは自分の〝武器〟を見つけ、立ち向かうことにしたが――。
  • 桜木杏、俳句はじめてみました
    著者名:堀本裕樹、カバーイラスト:石山さやか
    出版社:幻冬舎
    母親に連れられて初めて句会に参加した、大学生・桜木杏。俳句といっても、五・七・五で季語を入れればいい、くらいしか知らなかった杏だが、挑戦してみると難しいけど面白い。句会のメンバーも個性豊かな人ばかりで、とりわけ気になるのは爽やかなイケメン・昴さん。四季折々の句会で俳句の奥深さを知るとともに、杏は次第に恋心を募らせて・・・・・・。
  • もののふの国
    著者名:天野 純希、装画:もの久保
    出版社:中央公論新社
    千年近くの永きに亘り、この国を支配し続けてきた武士。しかしてその真の主役とは、勝者・敗者問わず、あらゆる猛き者をなぎ倒し、咆哮する魂を飲み込んでひたすらに驀進し続けた〈歴史〉そのものであった。いま、若き勢いそのままに練達の境地へと飛躍する著者が、その血塗られた戦いの系譜を、一巻の書物の中に極限まで描き切った。一篇の娯楽的歴史小説を、この国の叙事詩へ昇華させることに成功した、圧巻の物語である。

    さあ、覚悟して本書を繙かれよ。
    そして、その歴史の〈声〉耳を傾けよ――。
  • 千葉の殺人
    著者名:アッシュ・スミス
    出版社:小学館
    ライター・永野昭一は、ある日、一通のメールを受け取った。
    それは、千葉で起こった通り魔殺人事件の被疑者からのものだった――
  • おくりびとは名探偵 元祖まごころ葬儀社事件ファイル
    著者名:天野頌子、カバーイラスト:宮崎ひかり
    出版社:光文社
    渋井和馬は売れないミステリー作家。実家の葬儀社のアルバイトで食いつなぐ日々だ。そんなある日、葬儀場のトイレで「お母さんを殺してしまった」という何者かの独り言を聞いてしまう。
    その日は、地元きっての資産家で、ドケチで有名だった女性の通夜の予定だった。三人の息子の誰かによる殺人!? 和馬は、涙もろい僧侶の翠芳とともに真相解明に乗り出してゆく!
  • ビデオショップ・カリフォルニア
    著者名:木下半太、カバーイラスト:石山さやか
    出版社:幻冬舎
    二十歳のフリーター桃田竜がバイトするレンタルビデオ店は、映画マニアの天国。映画には興味薄の竜も、悩殺ボディの同僚ができて桃色な日々。だが、東大進学した元カノがAV女優になって現れたり、店の乗っ取りの危機に遭ったり、さらには仲間の裏切りや失踪まで、まさか尽くし!情熱と衝動が止まらない、世紀末を駆け抜ける僕らの青春物語。
  • この色を閉じ込める
    著者名:石川智健
    出版社:中央公論新社
    立川署刑事の薫と赤川は、管轄内で死亡した神田歩美の日記を見つける。彼女は死の直前まで無る子の成長記録をつけていた。歩美の子・春樹は、日記が書かれる十年前に死んだはずなのに――。不審に思った二人は歩美が暮らしていた二荘村を訪れる。だが滞在中、村内で殺人事件が発生。住人たちからは「犯人は春樹だ」という声が・・・・・・。
  • 遊びの時間は終らない
    著者名:鈴木光司・天祢涼・嶋中潤・都井邦彦
    出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
    「警察と犯人役はお互いに手の内を見せなくてもいい」と、筋書きなしではじまった銀行の防犯訓練。しかし、生真面目で融通のきかないお荷物刑事の平田が「完璧な強盗役」を演じてしまい、警察側は手も足も出ない。さらに、訓練は日本中を騒がす事態に発展していく――設定の奇抜さで映画化された表題作に加え、“遊びの時間”をテーマにした人気作家3名の書き下ろし短編を収録。
  • 続 横道世之介
    著者名:吉田修一
    出版社:中央公論新社
    バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。横道世之介、24歳。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。 
  • 開かない錠はありません! 鍵屋・岩崎フーディーニ商会の事件簿
    著者名:本田久作、イラスト:魚乃目三太
    出版社:ポプラ社
    世の中に、開かない錠はないんですよ――郵便ポストに賽銭箱、・・・・・・どんな錠でも、男の手にかかれば必ず開く。鍵屋「岩崎フーディーニ商会」に次々に持ち込まれる、鍵にまつわる事件をめぐって巻き起こる大騒動。笑って泣ける「鍵開け人情小説」、待望の続編。
  • あの冬、なくした恋を探して
    著者名:いぬじゅん、イラスト:Tmaki
    出版社:ポプラ社
    高校時代、最愛の恋人と衝撃的な悲劇により別れて以来10年、仕事一筋で生きてきた玲菜。ある日、親友に無理やりつれていかれた婚活パーティーで、玲菜は容姿端麗な青年・ハルと出会う。しかし突然「君は性格がブスだ」と言われてしまう。ショックを受ける玲菜に、「君の性格を僕が変えてあげる」と言い放つハル。そして玲菜に手渡したのは、なぜかクロネコのぬいぐるみだった・・・・・・。読んだ人すべてが感動に包まれる、至極の純愛ストーリー。
  • 獏の耳たぶ
    著者名:芹沢央、カバーイラスト:日端奈奈子
    出版社:幻冬舎
    自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚に怯えながらも、息子・航太への愛情が深まる。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。それぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は・・・・・・。
  • おとぎカンパニー 日本昔ばなし編
    著者名:田丸雅智、装画・本文イラスト:usi
    出版社:光文社
    現代ショートショートの旗手による、魅惑のショートショート第2弾!

    緊張の入社当日、初めて挨拶した上司は生まれたときから一寸、つまり三センチほどしかなく!?  一寸上司(一寸法師)。

    おばあさんが川で拾ったノートパソコンの桃のロゴから生まれた女の子は、情報工学の天才児で!? ロゴから生まれた(桃太郎)。

    わらしべエージェンシー(わらしべ長者)、鬼の救い(こぶとり爺さん)など全12編収録
  • わたしの宮沢賢治 全盲の目に射す一条の光
    著者名:新井叔則、カバー、本文画:樋口たつ乃
    出版社:ソレイユ出版
    三七歳でこの世を去った宮沢賢治が、奇しくも同じ三七歳で目の見えない人生を歩みはじめた私に会いにきてくれたと感じました。
    それとともに、彼がどれほど深くふるさと岩手を愛し、つねに農民の生活の向上を考えていたことに思いを寄せるようになりました。
    すると、私のなかに、賢治の描いた「イートハーブ」から連想されるふるさと秩父への愛着の念が強く湧きおこりはじめました。

    本書「はじめに」より
  • わたしの宮沢賢治 兄と妹と「宇宙意志」
    著者名:山根知子、カバー・本文画:中山尚子
    出版社:ソレイユ出版
    私が宮沢賢治に惹かれるのは、賢治が妹・トシとともに、この宇宙で与えられたみずからのいのちの真の姿や意味を探り、そこで見いだしたものを「心象スケッチ」という作品にして私たちに伝えてくれた言葉が、私にとっても生きるためのいのちの糧となりつづけているからです。

    本書「はじめに」より
  • 万屋大悟のマシュマロな事件簿
    著者名:太田忠司
    出版社:ポプラ社
    アイドルグループ「marshmallow15」に奇妙な脅迫状が届いた。
    警護を引き受けたのは、メンバー・知識の父親で、警備会社を営む万屋大悟。愛する娘に近づく有象無象(と謎)を蹴散らすべく、職権を乱用しまくって犯人を追うが、脅迫状に隠された驚きの真相とは――!?
  • コイコワレ
    著者名:乾ルカ、装画:雪下まゆ
    出版社:中央公論新社
    太平洋戦争末期。敗色濃厚の気配の中、東京から東北の田舎へ集団疎開してきた小学生たち。青い目を持つ美しい少女、六年生の浜野清子もそのひとりだった。その目の色ゆえか、周りに溶け込めない孤独な彼女が出会ったのが、捨て子で疎開先の寺の養女、那須野リツ。野山を駆け巡る少年のような野性を持つリツも、その生い立ちと負けん気の強さから「山犬」と揶揄される孤独な少女だった。だが、それは「海」と「山」という絶対に相容れない宿命の出会い。理由もなくお互いを嫌悪するふたりだが、ひとりの青年をめぐり、次第に接近してゆく…。これは、戦争という巨大で悲劇的な対立世界を背景に、血の呪縛に抗い、自らの未来を変えようとした、ふたりの少女の切ない物語。
  • 麦本三歩の好きなもの
    著者名:住野よる、麦本三歩役:モモコグミカンパニー(BiSH)、撮影:外林健太
    出版社:幻冬舎
    このなんでもない時間が三歩は好きなのだ。

    朝きちんと準備ができて問題なく仕事に行ける状態になってから出来た余りの時間、ちゃんとしている自分へのご褒美みたいなこの時間の甘さは、働き始めてから初めて知ったものの一つだ。

    住野よる史上いちばんキュートな主人公、登場!