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あずかりやさん 彼女の青い鳥
著者名:大山淳子、装画:藤原徹司(テッポー・デジャイン。)
出版社:ポプラ社
一日百円で何でも預かります。
東京の下町でひっそりと営業する「あずかりや」。
13年前に封筒を預けた老女の真実、鳴かず飛ばずの中年作家はなぜか渾身の一作を預けようとし、
半年分の料金を払って手紙を預けた少女と店主が交わした約束とは・・・・・・。
ベストセラー待望の第三弾。
栄光一途
著者名:雫井脩介
出版社:幻冬舎
オリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子は、柔道界の重鎮から極秘の任務を言い渡される。「ドーピングをしている選手を突き止めよ」嫌疑がかかっているのは、怪我からの復活を果たしたエースと最近頭角を現してきた新星。そんな時、夜の街では柔道の使い手による通り魔事件が頻発し・・・・・・。スポーツ界に蝕む病に切り込んだ衝撃のミステリー。
京都下鴨なぞとき写真帖2 葵祭の車争い
著者名:柏井壽、装画:丹地陽子
出版社:PHP研究所
京都の老舗料亭の当主・朱堂旬は、番頭に仕事を任せて遊んでばかり――と周囲には思われているが、じつは人気写真家・金田一ムートンとして、葵祭や祇園祭、十日ゑびすや紅葉の名所等、京都の風物を撮影していた。彼のカメラがとらえるのは景色だけではなく、訪れる人々の秘めた悩み。「松葉」のにしんそばなど、京都グルメでその心を癒しながら、ムートンは彼らの問題を解きほぐしていく。
少女は森からやってきた
著者名:小手鞠るい
出版社:PHP研究所
アメリカから転校してきた少女、エリカ。
殻にとじこもって、友だちなんかほしくないと思っていた美幸は、宇宙人のようなエリカと出会って・・・・・・。
エリカの存在そのものが、わたしにとっては、大きな発見だった。
つまり、わたしが発見したのは、友だちだった。
本の中じゃなくて、外にいる友だち。
透明なドーナツの輪の中から外へ、エリカはわたしを連れ出してくれた。
――本文より
いみず野ガーデンデザイナーズ ワケあり女子のリスタート
著者名:蒼井湊都、カバーイラスト:烏羽雨
出版社:光文社
父が倒れたのをきっかけに富山県にある実家の「はなまる造園」を継いだ咲和。東京育ちの咲和は雪国の勝手がわからず、年下の涼太に怒られる日々を過ごしていた。そんな中、小学校の花壇づくりの仕事を通して教員・朝倉と親しくなる。朝倉は近所の寺を一人で切り盛りする住職でもあり、その優しい人柄が、咲和の固くなった心を解かしていって――。
夜の塩
著者名:山口恵以子
出版社:徳間書店
事件の真相が明らかになるとき、愛は続くのか。
国立大学を卒業し、名門私立女子校で英語教師として働いていた十希子は、突然、母の死を知らされる。商社の男と心中したというのだ。男は資金課長で、鉄鋼会社の架空取引に関与したとして、検察に召喚される寸前だった。昭和30年、神武景気が始まり、社会が沸くなか、前年の造船疑獄など、汚職事件が頻発していた。母は事件に巻き込まれたのか? 死の謎を解くため、十希子は母の勤めていた高級料亭に飛び込み、仲居として働き始める。真相を探る過程で見つけたのは・・・・・・。
絵草紙屋万葉堂 揚げ雲雀
著者名:篠綾子、カバーイラスト:苗村さとみ
出版社:小学館
さつきと喜重郎は、およねが黒鳶式部の名で書いた黄表紙を紹介する瓦版(読売)を刷って好評を得る。そんなある日、姿を消したままの駒三が自分の兄ではないかという男が訪ねてくる。その男、清右衛門はその後も万葉堂にやってくるようになった。清右衛門が、盗賊団「蛇の目」の一味が瓦版を連絡に使っているらしいと話したことから、さつきと喜重郎は瓦版から得られた手がかりを同心に知らせたのだが・・・。「蛇の目」捕縛に繋がる情報は見つかったのか?
そしてさつきと伝蔵、およねと喜重郎、それぞれの仲は進展するのか。シリーズ佳境となる、注目の第三作!
幻の彼女
著者名:酒本歩
出版社:光文社
ドッグシッターの風太に一通の喪中はがきが届く。以前交際していた美咲の訃報だった。まだ32歳なのに驚く風太。ほかの別れた恋人、蘭、エミリのことも思い出し連絡を取ろうとするが、消息がつかめない。
彼女たちの友人、住んでいた家、通っていた学校・・・・・・
三人はまるで存在しなかったかのように、一切の痕跡が消えてしまっていた。
友人の雪枝、裕一郎とともに謎を追う風太。辿り着いて驚愕の真相とは・・・・・・
コンフィデンスマンJP ロマンス編
著者名:山本 幸久 脚本:古沢 良太
出版社:ポプラ社
ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐の正体は、華麗に人を騙すコンフィデンスマン(信用詐欺師)。香港マフィアの女帝が持つ伝説のパープルダイヤを狙うが、事態は予測不能な展開に―?大注目の脚本家・古沢良太による脚本を、人気作家・山本幸久が豪華小説化!
空飛ぶクルマ 電動航空機がもたらすMaaS革命
著者名:根津禎
出版社:日経BP
約50社の企業が参入し、投資額は3000億円を超え、2035年の市場規模は6兆円に達する――。新たな巨大産業になり得るモビリティー(移動手段)が今、離陸する。それが「空飛ぶクルマ」だ。(中略)主に都市内、あるいは都市間の移動を想定したもので、「Urban Air Mobility(UAM、都市航空交通)」と呼ばれる。(第1章より)
ショットガン・ロード
著者名:深町秋生
出版社:朝日新聞出版
伝説の殺し屋と言われた男は、雪国の港町で暮らしていた。だが、暴力団組織・巽会に居場所を突き止められ、「再び現場へ戻り、かつてのボスを殺せ」と指示される。しかも望みもしない相棒は、渋谷でキャバクラを経営する若造だった・・・・・・。ぶつかり合う二人は、仕事を成し遂げられるのか。
オーディションから逃げられない
著者名:桂望実、カバーイラスト:こやまこいこ
出版社:幻冬舎
渡辺展子はいつも「ついてない」と思っていた。中学でできた親友は同じ苗字なのに学校一の美女・久美。同じ「渡辺」でも、注目されない方の「渡辺」になった。絵が好きで美術部に入るが、そこには「一風変わった絵」を描くだけの同級生がなぜか注目を集め評価されてしまう。就職活動をしてみれば、仲良し四人組の中で自分だけ内定が取れない。幸せな結婚生活を夢見ていたのに、旦那の会社が倒産する……。“選ばれなかった”女性の、それでも幸せな一生を描く。
他人と比べながら生きてきた展子が手に入れた、本当の幸せの形とは――。
ウィザードグラス
著者名:根本総一郎
出版社:双葉社
大学生の陽輝の下に、ずっと連絡のとれなくなっていた兄から、突然荷物が届いた。中身は、見慣れない眼鏡型のデバイスとタブレット。説明によると、それは他人の検索履歴を見ることができるAR機器「ウィザードグラス」だった。なぜ兄はこんなものを自分の下に送ってきたのか。陽輝は次第に、ウィザード・グラスをめぐる予想外の事件へと巻き込まれていく――“1億総監視社会”の危険と希望を描き切った意欲作!
揺らぐ街
著者名:熊谷達也
出版社:光文社
東北に甚大なる被害をもたらした地震は、東京をも揺るがした。震災をきっかけに小説が書けなくなった桜城葵、被災地出身の作家で、いまは筆を祈っている竹山洋嗣。二人の担当編集者である山下亜依子は仙河海市を訪れた。葵の取材に同行するとともに、武山を探し出し、震災と向き合った作品を書かせるために――。それぞれの思いが込められ、作品が紡ぎ出される。
パパとセイラの177日間 保険外交員始めました
著者名:まはら三桃、カバーイラスト:上杉忠弘
出版社:ポプラ社
月野耕生28歳。学生企業した会社が倒産。妻は離婚届を残して出ていき、6歳の娘が残った。当面の生計のために託児所付きの生命保険会社に入社し、慣れない営業の仕事を始めたが、簡単にはうまくいかない。悪戦苦闘しながら変わっていく耕生の姿にエールを送りたくなる物語。
緑と赤
著者名:深沢潮
出版社:小学館
二〇一三年の夏、在日韓国人の大学生・知英はパスポートを取得した。表紙の色を見て、改めて自分の国籍を意識する。町ではヘイトスピーチのデモに遭遇し、戸惑う。「なにじん」なのか、居場所はどこにあるのか、友人と分かり合えないのはなぜか。自分に問い続ける知英は少しずつバランスを失っていく。K‐POPファンの梓、新大久保のカフェで働く韓国人留学生のジュンミン、ヘイトスピーチへの抗議活動に目覚める良美、日本に帰化したのち韓国で学ぶことを選んだ龍平、そして知英。ふたつの国で揺れる五人の男女の葛藤と再生を描く。解説は、作家の中島京子さん。
エスケープ・トレイン
著者名:熊谷達也
出版社:光文社
梶山さんのような選手になりたいと思った。
サイクルロードレーサーの小林湊人が所属するエルソレイユ仙台に、梶山浩介が加入することになった。梶山は、16年前にヨーロッパに渡り、ツール・ド・フランスにも8回出場、世界のトップレベルで戦ってきたレジェンドだ。今季限りでの引退も囁かれていた梶山が、なぜ日本の、しかも新参チームに・・・・・・。図抜けた実力を持つ梶山の加入でチームは、そして期待されながらもどこか抜けたところのある湊人は、どう変わっていくのか?
明治・金色キタン
著者名:畠中恵、カバーイラスト:丹地陽子
出版社:朝日新聞出版
巡査の滝と原田は、女学生美人くらべや競馬場での事件など厄介事の解決に日々奔走する。だがこの二人と仲間達の周りには時折何やら怪しい気配が漂い・・・・・・。消えた村と仏像を巡る噂。ワクワクの謎とき物語に時折差し込む薄昏さにゾクリとさせられる連作小説集。
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13年前に封筒を預けた老女の真実、鳴かず飛ばずの中年作家はなぜか渾身の一作を預けようとし、
半年分の料金を払って手紙を預けた少女と店主が交わした約束とは・・・・・・。
ベストセラー待望の第三弾。