制作実績

WORKS
  • 余命3000文字
    著者名:村崎 羯諦
    出版社:小学館
    「大変申し上げにくいのですが、あなたの余命はあと3000文字きっかりです」ある日、医者から文字数で余命を宣告された男に待ち受ける数奇な運命とは―?(「余命3000文字」)。「妊娠六年目にもなると色々と生活が大変でしょう」母のお腹の中で引きこもり、ちっとも産まれてこようとしない胎児が選んだまさかの選択とは―?(「出産拒否」)。「小説家になろう」発、年間純文学「文芸」ランキング第一位獲得作品の書籍化。朝読、通勤、就寝前、すき間読書を彩る作品集。泣き、笑い、そしてやってくるどんでん返し。書き下ろしを含む二十六編を収録!
  • 夜に駆ける YOASOBI小説集
    著者名:星野舞夜、いしき蒼太、しなの、水上下波
    出版社:双葉社
    「小説を音楽にするユニット」YOASOBI恋愛ソング4曲の原作小説集。『夜に駆ける』『あの夢をなぞって』『たぶん』及び未発表曲の原作小説を加筆修正した決定版!
  • 911代理店
    著者名:渡辺裕之
    出版社:角川春樹事務所
    「911」──米国は日本と違い、警察、消防、救急の区別なく、緊急事態は全てこの番号に電話を掛ける。そこで必要な対応を決定するのだ。「株式会社911代理店」はそれを日本で行うことを目的とする。恋人をテロで失い自棄になっていた元スカイマーシャルの神谷隼人は、ある出来事を契機にそこに勤めることに。しかし元悪徳警官と名高い社長をはじめ、元詐欺師に現天才ハッカーなどと、社員は皆一癖も二癖もあって? 正義とは何かを問う、痛快アクション!
  • 滅びの前のシャングリラ
    著者名:凪良ゆう
    出版社:中央公論新社
    「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。
  • お隠れ将軍 (二) 鬼供養
    著者名:吉田雄亮、カバー装画:宮川雄一
    出版社:朝日新聞出版
    今は亡き者とされ、岡崎継次郎として市井に生きる七代将軍徳川家継。尾張藩はその正体を暴き、背を謀った罪として吉宗を失脚させるべく智謀の限りを尽くす。そんな中、孤独に生きる継次郎は、初めて友と呼ぶべき剣客と出会う。しかし、それは自ら窮地を招くことになり・・・・・・。
  • 母さんは料理がへたすぎる
    著者名:白石睦月、画:くまおり純
    出版社:ポプラ社
    僕の名前は山田龍一朗。
    今春、なんとか志望校に入学できた十五歳。

    山田家の父親は三年前に事故で他界。会社勤めの母親と、幼稚園に通う三つ子の妹たちの面倒を見るのが高校1年生の龍一朗の役目。もともと料理は好きだけど・・・・・・・。それぞれつまずいたり、悩んだり、助けられたりしながら日々を刻んでいく山田家と龍一朗を、こまやかで確かな筆致で描いた青春と成長の物語。

    未来が明るくておいしい。生きる力がわいてくる!
  • 無垢と罪〈新装版〉
    著者名:岸田るり子
    出版社:徳間書店
    小学校の同窓会で、二十四年ぶりに初恋の女性と
    再会した。しかし、その翌日、彼女は既に
    死んでいたことを知る。
    同窓会の日、語り合った女性は、
    いったい誰なのか? (「愛と死」)

    転校生を目で追ってしまうのは、彼が落とした
    手紙を拾い、その衝撃的な内容を読んでしまった
    ことからだった。
    謎めいた彼の行動は……。(「謎の転校生」)。

    幼き日の想いや、ちょっとしたすれ違いが、
    月日を経て、意外な展開へ繋がってしまう。
    ロングセラーとなった『天使の眠り』などで
    人気の著者による連作集。
  • SCS ストーカー犯罪対策室 (下)
    著者名:五十嵐貴久
    出版社:光文社
    白井有梨にメールを送り続けていたストーカーは死亡し、事態は解決したと思われた。だが、「S」からのメールは止まらなかった。死んだのは「S」ではなかったのか!? 依然正体のわからない「S」は、いったい何者なのか? 新たにSCSに加わった岸川は、有梨の事件に関して何かを調べているようだが・・・・・・。衝撃の真相まで一気読み!!
  • SCS ストーカー犯罪対策室 (上)
    著者名:五十嵐貴久
    出版社:光文社
    白井有梨が所属する新品川署ストーカー犯罪対策室(SCS)には、日々ストーカーにまつわる相談が寄せられている。解決に奔走する一方、有梨自身も「S」と名乗る人物から、無数のメールを送りつけられていた。監視されているとしか思えない内容のメールを、いったい誰が、どうやって?有梨は数々のストーカー犯罪と対峙しながら、自らの問題を解決できるのか!?
  • 炎冠 警視庁捜査一課七係・吉崎詩織
    著者名:戸南浩平
    出版社:中央公論新社
    渋谷ハチ公像の前で女性の爆死事件が発生した。被害者の頭部には時限爆弾。指定のコースを時間内にゴールできなければ、爆破するように設定されていた。陸上経験者である刑事・吉崎詩織は特捜の一員として事件を追う。だが犯人の魔の手は、東京五輪マラソン代表候補・樋口舞子の元に迫る。レース×サスペンス、緊迫の警察小説!
  • 信長の笑み、光秀の涙
    著者名:辻大悟
    出版社:双葉社
    織田信長が本能寺で横死してから十数年後、太閤秀吉が死に、天下はにわかに乱れはじめていた。そんな時世、「本能寺の変で亡くなる間際、信長公は”ぜひに及ばず”と呟いて笑みを浮かべた」という噂が巷に広がりだす。その裏には、本能寺の変に隠された恐ろしい陰謀と太閤亡きあと、天下をうかがう戦国武将たちの策謀が渦巻いていた。歴史小説界の新鋭が放つ衝撃のデビュー作、待望の文庫化。
  • メゾン刻の湯
    著者名:小野美由紀、装画:丸紅茜
    出版社:ポプラ社
    「当たり前」の就職活動になじめず、内定のないまま卒業式を迎えたマヒコ。仕事も住居も危ぶまれる中、ひょんなことから東京の下町にある築100年の銭湯「刻の湯」に住むことに。そこにはマヒコに負けず劣らず“正しい社会”からはみ出した、くせものばかりがいて――。
  • ほんともう勘弁してください
    著者名:時本紗羽、カバーイラストレーション:前田ミック
    出版社:双葉社
    毎朝出社するたびに俺に「好きです」と告白してくる女子社員がいた。新卒同期の彼女の告白がはじまったのは入社二年目の夏。それから五年続いた告白はある日、終わった。彼女が突然亡くなったのだ。その後、俺は彼女の日記を見つける。そして、その日記が書かれた日に「行ける」ことに気づいた俺は、ある決意をする。やがて知る、彼女の真実とは・・・・・・。はかなく切ない恋愛小説。
  • 沼に沈む骨は愛を語らない 超能者には向かない職業
    著者名:斉木加津、カバーイラストレーション:wataboku
    出版社:双葉社
    刑事の麦子は、幼少期の「相手の気持ちになって考えなさい」という母の教え通りに人の意識に入り込む能力を身につけていた。その力が原因の一つとなり、田舎の村でしばらく休養することに。村では、行方不明だったある一家の長男の骨が沼で見つかり騒ぎになっていた。自殺と考えられていたが何か不自然に感じる麦子。事件を調べるうちに複雑に絡み合う村の人々の思いに気づき――。予測不可能なラストが待ち受ける長編ミステリー。
  • 騒がしい楽園
    著者名:中山七里、装画:影山徹
    出版社:朝日新聞出版
    見えない魔の手から子どもたちを守ることができるのか?
    埼玉県の片田舎から都内の幼稚園に赴任してきた幼稚園教諭・神尾舞子。待機児童問題、騒音クレーマー、親同士の確執…様々な問題を抱える中、幼稚園の生き物が何者かに殺される事件が立て続けに発生する。やがて事態は最悪の方向へ―。
  • こころ食堂のおもいで御飯 あったかお鍋は幸せの味
    著者名:栗栖ひよ子、カバーイラスト:もみじ真魚
    出版社:スターツ出版
    結が『こころ食堂』で働き始めたはや半年。”おまかせ”の裏メニューにも慣れてきた頃、まごころ通りのみんなに感謝を込めて”芋煮会”が開催される。新しく開店したケーキ屋の店主・四葉が仲間入りし、さらに賑やかになった商店街。食堂には本日もワケありのお客様がやってくる。給食を食べない転校生に、想いがすれ違う親子、そしてついにミャオちゃんの秘密も明らかに・・・!? 年越しにバレンタインと、結と一心の距離にも徐々に変化が訪れて・・・。
  • 太平洋食堂
    著者名:柳広司、装画:吉實恵
    出版社:小学館
    「目の前で苦しんでいる人から目を背けることは、どうしてもできん」

    一九〇四年(明治三十七年)、紀州・新宮に西洋の王様がかぶる王冠のような看板を掲げた洋食屋「太平洋食堂」が開店した。
    店の主人は「ひげのドクトル(毒取る)さん」と呼ばれ、地元の人たちから慕われていた医師・大石誠之助。
    アメリカやシンガポール、インドなどに留学した経験を持つ誠之助は、戦争と差別を嫌い、常に貧しき人の側に立って行動する人だった。
    やがて幸徳秋水、堺利彦、森近運平らと交流を深めていく中、“主義者”として国家から監視されるようになった誠之助に待ち受ける運命とは――。
  • 信長様はもういない
    著者名:谷津矢車、カバーイラスト:遠藤拓人
    出版社:光文社
    織田信長の乳兄弟でもある武将・池田恒興は困惑していた。あの信長が何者かに討たれたという。家臣らが見えない敵に右往左往する中、途方に暮れた恒興は”秘伝書”を手に取る。そこには、信長が戦や政の際に思い感じたことが書き記されていた。恒興は”秘伝書”を頼りに、信長亡き世を生き抜こうとするが――。戦国のカリスマに仕えた男の葛藤を描く、傑作歴史長編!