制作実績

WORKS
  • ミッドナイト・サン
    著者名:沢村鐵、装画:浅野隆広
    出版社:双葉社
    市民楽団のヴァイオリニスト・宇田川匠は、同じ楽団の涌井朱音と懇意になり、ある夜、19世紀のメキシコで起きた「死者の日」の出来事を語り出した。
    それは人の精気と能力を奪い、永遠に生きる夜の種族(ナイトブリード)が人間の女に恋をするという信じがたい物語だった。
    現代の東京と19世紀のメキシコ――交錯する二つの物語の結末は、幸せか、破滅か……。
    ラスト30ページ、千年を超える愛が燃え上がる。大ヒット「クラン」シリーズ著者の新境地!
  • きっと嫌われてしまうのに
    著者名:松久淳+田中渉、装画:田中寛崇
    出版社:双葉社
    高校に入学してすぐ、充はユキちゃんにひとめぼれした。
    それまで遊び人だったのに、人が変わったように彼女を前にするとまともに話す事もできない。
    しかし周りからストーカー扱いされるほどの猛アタックの末、二人は付き合うことになった、
    ただ、充にはなんとなく気になっていることがあった。
    ふとした瞬間ユキちゃんは寂しそうな無気力なような表情を見せるのだ。
    その理由は、彼女が隠すある秘密にあった…。

    その秘密を知った時、世界は一転する。
  • ゆら心霊相談所 座敷わらしを連れ戻せ
    著者名:九条菜月、装画:烏羽 雨
    出版社:中央公論新社
    高価な調度品が割れ、蔵の壁が従業員の上に崩れ落ち――
    老舗旅館を襲う怪事。その原因は座敷わらしがいなくなったこと!?
    「視えちゃう」高校生・秋都尊と「聴こえちゃう」変人所長・由良蒼一郎のコンビが、小さなお悩みから殺人事件まで、心霊関係のご相談に応じます!
    ますます好評のほんわかホラーミステリー第4弾。
  • 出張料亭おりおり堂―ほろにが鮎と恋の刺客―
    著者名:安田依央、装画:八つ森佳
    出版社:中央公論新社
    見た目も腕も抜群の料理人・橘仁から、訪問先で料理を提供する「出張料亭」の助手に誘われた山田澄香。
    仕事も結婚もこれで安泰と働き始めたが、仁との距離は縮まらぬまま。
    そこへある日、可憐な娘が現れ仁の胸に飛び込んだ――!?
    ライバルの出現、そして澄香の知らない仁の過去。
    早くも波乱のおいしいラブコメ第二弾!
  • おふるなボクたち
    著者名:中島たい子、装画:杉田ヒロミ
    出版社:光文社
    「古いもの」が好きなケンは古代遺物の『レコード』が奏でる魅惑的な調べに聴き入る毎日を送っていた。
    そんな彼が恋をしたのはジャケット写真の中で微笑む女性。
    「彼女に会いたいんだ」
    大それた願いは思いがけぬ出来事を招き…。(「ボクはニセモノ」)
    中古品やおさがり、古いものに宿る思いが巻き起こす物語を、ユーモアとシニカルで包み込んだすこし不思議な短編集。

  • さよなら僕らのスツールハウス
    著者名:岡崎琢磨、装画:くっか
    出版社:KADOKAWA
    関東某所、切り立った川岸に建つシェアハウス「スツールハウス」。
    若者たちがひととき、腰かけるように住み、旅立っていく場所。
    新築時からの住人で、「スツールハウスの主」と呼ばれる女性、鶴屋素子。
    彼女がいた様々な時期に、ハウスのいろんな場所で生まれた、様々な謎。
    それらが解かれとき、彼女の衝撃の秘密が明かされる――。

    「戻りたいあの頃」があるあなたへ贈りたい、胸がぎゅっと切なくなる青春ミステリ。
  • 京都西陣なごみ植物店「紫式部の白いバラ」の謎
    著者名:仲町六絵、装画:ふすい
    出版社:PHP研究所
    逆さまに咲くチューリップはありますか?
    蛍が集まる草は?源氏物語に描かれた薔薇の秘密って?
    植物にまつわる謎と京都の風物詩が絡み合う優しいミステリー。文庫書きおろし!
  • プロパガンダゲーム
    著者名:根本 聡一郎
    出版社:双葉社
    「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない」
    大手広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ちあがった大学生8名。
    彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の
    国民を戦争に導けるかどうかを競うゲームだった。勝敗の行方やいかに、
    そしてこの最終選考の真の目的とは?――先の読めないゲーム展開と衝撃のラストが、
    宣伝広告の本質、ネット社会における民主主義とはなにかを読者に問いかける。
    アマゾン電子書籍の人気作を大幅改稿した完全版!
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園
    著者名:小野寺史宜、装画:pon-marsh
    出版社:ポプラ社
    少し宛名が違っていても届けられれば届けたい。
    でも、さすがにこれは……宛先も差出人も不明のハガキ。
    だが、チラッと見えた文面に「思い」を察してしまった秋宏は、かすかな手掛かりをもとに謎の受取人を探し始める。
    心優しいポストマンが繰り広げる小さな奇蹟の物語。
  • 愛される資格
    著者名:樋口毅宏、装画:石井みつこ
    出版社:小学館
    大手文具メーカー「あねちけ」に勤める平凡なサラリーマン・富岡兼吾。
    彼は普段から自分に厳しい上司の下永に不満を持っていた。
    ある日、酒に酔った下永を家まで送ることになった兼吾は、下永の妻・秀子と出会う。
    そのとき、兼吾の心にある復讐の企みが芽生えたのだった――。
    過激で大胆かつ繊細な性描写と心理描写が導く衝撃の結末。
    単行本発売時、「樋口毅宏の最高傑作」と評された長編小説が待望の文庫化!
  • スイングアウト・ブラザーズ
    著者名:石田衣良、装画:伊野孝行
    出版社:KADOKAWA
    デブの営業マンと薄毛の銀行員、オタクのゲームプログラマー、大学時代から腐れ縁の男3人は33歳の春、揃って彼女に手ひどく振られた。
    そんな傷心の空振りトリオの前に現れた大学時代の憧れの先輩・美紗子は、3人を教育して魅力あるモテ男に変身させるという。
    果たしてこの遠大な計画の行方は――!?
    ルックス、ファッション、教養、コミュ力……ふりかかる難題の数々。
    笑って泣けるTIPS満載のモテ奮闘記!
  • 武者始め
    著者名:宮本昌孝、装画:永井秀樹
    出版社:祥伝社
    出っ歯の空きっ歯で極端な縮れ毛――。
    上杉家当主・景勝の前に現れた真田家の人質・弁丸(後の幸村)は大変な醜男であった。
    そのうえ、美男の兄・源三郎(後の信之)では気に入らないだろうと言い放つ。
    景勝と跡目を争った義兄弟・三郎景虎が美男で名高かったからだ。
    手討ちになるかと思いきや、その明るい人柄で気難しい景勝に気に入られる。
    秀吉の出陣命令にも、時勢を読んだ的確な助言をし、武将としての厚い信頼も得る。
    上杉家中での存在感を増していく中、弁丸は父の名代として秀吉に謁見することになるが……。

    真田幸村を描いた「ぶさいく弁丸」他、北条早雲、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら、
    天下に名を轟かせた七武将の知られざる”初陣”を鮮やかに描く!
  • ゼロデイ 
    著者名:福田和代
    出版社:幻冬舎
    警視庁の犯罪情報管理システムが、何者かに破壊される。
    さらに、同一犯らしき人物から大手企業幹部たちに脅迫状が届く。
    姿見せぬ犯人に捜査が混乱する中、公安部の寒川警部補は新米エリート刑事の丹野と組むことに。
    自らの足と勘に頼る寒川の操作方法に、反発する丹野だったが……。
    世代もキャリアも異なる二人が、巨悪に挑む緊迫のミステリー。
  • 新!江戸の用心棒
    著者名:佐々木裕一、装画:サイトウユウスケ
    出版社:朝日新聞出版
    老中だった父の横死に絡む御家騒動のため、公儀に病死と届けられ、居場所を失った大垣沖信。
    彼は、月島真十郎と名を改め、用心棒稼業に身をやつすが、やがて幕府内に蠢く悪事に単身斬り込んでいく!
    父の復讐に燃える真十郎の剣が私腹を肥やす悪を薙ぐ、書き下ろし新シリーズ。
  • サムライ・ダイアリー
    著者名:天野純希、装画:ヤマモトマサアキ
    出版社:幻冬舎
    元禄の世の風俗や世情を記した日記『鸚鵡籠中記』で知られる尾張の御畳奉行・朝日文左衛門の素顔は、ひそかに私事を書き留めた「秘本」の中にあった――。
    酒好きで、女好きで、噂話好き。
    武士としての志を立てるも、怠け者ゆえに、時に欲に溺れ、時に修羅場も経験するダメ男。
    あまりに無器用だけれども、どこか愛さずにはいられない男の一代記。

  • Go Forward!櫻木学院高校ラグビー部の熱闘
    著者名:花形みつる、装画:alma
    出版社:ポプラ社
    みんな初心者ってことは、スタートラインも同じってこと。

    名門・東京中央大学ラグビー部でEチームからのし上がりAチームのリザーブ入りまで果たしたが、公式試合には5分しか出場できなかった酒田公男は、就職が決まらず、恩師の伝手で市立櫻木学院高校の臨任体育講師の枠にもぐりこむ。
    そこで若い新理事長から、ラグビー部の立ち上げと花園出場を命じられ、背水の陣で挑むことに。
    なんとか集めた部員は、もちろん素人ばかり……。
  • 物語のおわり
    著者名:湊かなえ、装画:サカモトセイジ
    出版社:朝日新聞出版
    病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発……
    様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。
    その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。
    そして本当の結末とは。
    あなたの「今」を動かす、力強い物語。
  • くるすの残光 最後の審判
    著者名:仁木 英之、装画:usi
    出版社:祥伝社
    島原の乱の生き残りで、天草四郎の力を継いだ”聖騎士”寅太郎たち。
    切支丹の世を目指す中、弾圧の首魁天海を打ち倒したが、それでも幕府の盤石な体制は揺るがなかった。
    そんな中で出会った、軍学者由井正雪。
    正雪は世の中から零れた浪人を纏め、新しい世を作るというのだが――。
    力なき弱者は、強者に消されゆくしかないのか。
    あくなき希望を繋ぐ、大河歴史伝奇。