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森は知っている
著者名:吉田修一
出版社:幻冬舎
南の島で知子ばあさんと暮らす十七歳の鷹野一彦。
体育祭に興じ、初恋に胸を高鳴らせるような普通の高校生活だが、その裏では某諜報機関の過酷な訓練を受けている。
ある日、同じ境遇の親友・柳が一通の手紙を残して姿を消した。
逃亡、裏切り、それとも――?
その行方を案じながらも、鷹野は訓練の最終テストとなる初ミッションに挑むが…。
さぎ師たちの空
著者名:那須正幹、装画:山崎杉夫
出版社:ポプラ社
政界の黒幕、幽霊ホテル、紀州の極道…
この男にかかればすべてのウソが真実になる!
恋する熱気球
著者名:梨屋アリエ、装画:くっか
出版社:講談社
ぼくと箱森さんは小4の時に一緒に拾った木製のオルゴールをずっと共有していた。
クラス中の女子に勝手に恋してはすぐに醒める、惚れっぽい性格の中学生のぼくと恋に全く興味のない幼馴染みの箱森さんとの少し変わった優しい友情物語、「オルゴール・ガール」
失恋のショックでコンクールに予選落ちし、恋にもバイオリン人生にも挫折した中二の美樹は絶望のあまり橋の上に立つ。
「飛び降りたら痛いから、わたしの代わりに」と愛用のバイオリンを川に投げ捨てると川からヘンな神が現れて……。
バイオリンのかわりに怪しい神から与えられた意味不明のミッションを果たそうと、持ち前の真面目さで頑張ってしまう少女の危うさをコミカルに描く「放課後ビブラート」
同じ塾の女子に告白され彼女ができてしまったけれど、世に溢れる性的なものや大人になった自分の身体を否定的にみてしまう、中三の大也の苦悩が吐露される「二兆千九百億」、ほか、全5編を収録。
YA短編の名手が思春期の恋心や性の悩みと戸惑いをユーモラスに誠実に描いた青春文学。
きみと繰り返す、あの夏の世界
著者名:和泉あや、装画:くじょう
出版社:スターツ出版
繰り返す時を超えて、未来もきみとこの世界で生きたい――。
夏休みの最後の日、真奈の前から想いを寄せる先輩・水樹が突然姿を消す。
誰に尋ねても不思議と水樹の存在すら憶えておらず、スマホからも彼の記録はすべて消えていた。
信じられない気持ちのまま翌朝目覚めると、夏休み初日――水樹が消える前に時間が戻っていた。
”同じ夏”をやり直すことになった真奈が、水樹を失う運命を変えるためにしたこととは…。
「今」を全力で生きるふたり。
彼らの強い想いが起こす奇跡に心揺さぶられる――。
真夏の島に咲く花は
著者名:垣根涼介
出版社:中央公論新社
フィジー人、インド人、日本人、中国人…。
雑多な人種が陽気に暮らす南国の楽園・フィジー。
そんな日常をクーデターが一変させてしまう。
観光業が一気に傾斜して国全体が不穏になっていく中、浮き彫りになる民族的な価値観の対立。
それは次第に衝突の気配を孕み出して――。
幸せの意味を問い続ける著者、渾身の長編小説。
監督の問題
著者名:本城雅人、装画:茂苅恵
出版社:講談社
プロ野球を引退したばかりの元スラッガー、宇恵康彦。
彼が監督に就任したのは三年連続最下位の「新潟アイビス」だった。
上を見れば、すぐに監督をクビにする若きオーナー。
下を見れば、キャンプ中に若手を引き連れ朝帰りするベテラン投手。
仲間であるはずのコーチたちにも諍いが…。
問題だらけの球団にルーキー監督が挑む!
クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査・足ヶ瀬直助の覚醒
著者名:中央公論新社
出版社:沢村鐵
渋谷スクランブル交差点でのテロを防ぎ、事件に関わる警察官を大量検挙した「クラン」。
しかし、全ての黒幕「神」の魔手は、ついに「クラン」メンバーへ迫る。
次々と消える仲間たち、敵に回る日本警察。
絶体絶命の窮地の中、刑事たちに残された秘策とは。
最終局面に向け、急加速する戦いを見逃すな。
書きおろしシリーズ第五弾。
爪痕 警視庁捜査一課刑事・小々森八郎
著者名:島崎佑貴
出版社:中央公論新社
激闘太平洋1942 Ⅲ
著者名:中岡潤一郎、装画:上田信
出版社:電波社
世界を巻き込んだ欧州大戦と太平洋戦争が終焉し、5年が経過した1950(昭和25)年、山本五十六内務大臣は外務省職員からの報告を無言で受けていた。
世界が平和を取り戻しつつあった矢先、各地で騒動を起こしているソ連のスターリンが露骨な野心を見せ、満州共和国に進軍したのだ。
満州に侵入したソ連は、領土の大半を占領していた中華民国と戦争状態に陥る。
しかし戦後、日本の主導で設立された国際連合の安全保障理事会が紛争調停のため軍の派遣を決定。
朝鮮王国国境に近い丹東に日米連合軍が上陸し、満州奪還作戦が始動する。
はたして日本は満州侵略というソ連の暴挙を阻止できるのか!?
歴史はバーで作られる
著者名:鯨統一郎、装画:早川乃梨子
出版社:双葉社
「じゃあ、ここで解明してみましょうか」
学界の若きホープと教え子VS市井の歴史学者と知識ほとんどゼロだが頭は冴えている美人バーテンダー
今夜も歴史推理合戦の火蓋が切って落とされる!!
時をかける社畜
著者名:灰音憲二、装画:はしゃ
出版社:富士見L文庫
三十路手前の恵太はブラック企業に勤める会社員。
濁りきった目でルーチンをこなす、曜日の区別もつかない毎日を送る。
今日も上司に叱られて、顧客には責められた。
昨日も似たような一日で、一昨日も……もしかして明日も?
そして恵太は気づいてしまう。
本当に平日がループしていることに。
このままでは永遠に休日が来ないことに!
終わらない仕事に恵太が絶望したその時、かつて激務の末に命を落としたはずの、頼れる同僚の真士が現れて――。
読んだ後スカッとできてグッとくる。今日を働く人のための物語。
逆流 越境捜査
著者名:笹本稜平
出版社:双葉社
警視庁捜査一課特務捜査二係の鷺沼は、十年前の死体遺棄事件を追っている最中、自宅マンションの外階段で刺された。
一命を取り留めた鷺沼に、神奈川県警の宮野が、十二年前に起きた不可解な殺人事件の概要を告げる。
新たな仲間とともに捜査を始める鷺沼と宮野。
やがて捜査線上にある人物が浮かぶが――。
真実のため、組織と犯罪に戦いを挑む刑事たちの熱い姿を描いた「越境捜査」シリーズの第4弾。
この巨悪、容易には斃れない……。
フラワード 弔い専花、お届けします。
著者名:百舌涼一、装画:ふすい
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
広尾の街の片隅に、花に「言霊」を込める不思議な花屋がある。
大好きな祖母と、大嫌いな母を亡くした継実は、無口すぎてどこでも働けず、生活に困っていた。
そんなある日、喋らなくても会話ができる”自称魔女”の琴花たま子に出会う。
彼女が店主の花屋でアルバイトを始めた継実だが、そこはただの花屋ではなく、「葬式専門」の花屋。
しかも、花言葉を「言霊」として込めた特別な花を届ける、花言霊屋だった。
少女A
著者名:新堂冬樹
出版社:祥伝社
女優になる――
幼いころからの夢を抱いて上京した少女・花崎小雪は、大手芸能プロのオーディションでけんもほろろにあしらわれ、プライドを引き裂かれた。
失意の底に沈んだ小雪が縋ったのは、偶然声をかけてきた街頭スカウトの井出。
しかし、井出に連れていかれたのはアダルトビデオの現場だった!
決して誇りを失わず、トップAV女優として君臨した女の愛と信念の物語。
だがしょ屋ペーパーブック物語
著者名:竹内真、装画:大矢正和
出版社:大和書房
平台には駄菓子、壁の棚にはずらりと古い文庫本。
「駄菓子屋と古書店で『だがしょ屋』?」
僕だがしょ屋店主のヤマトさんを初めて見かけたのは、ホストクラブをクビになり、無職になってしまったその日のことだった――
ダンプカーに立ち向かうほど喧嘩っ早いのに、近隣の誰からも慕われている老夫婦と出会った脚本家志望の祥介と女優の卵の鈴は、小さな事件やトラブルにとまどい落ち込みながらも、ヤマトさんの毒舌と駄菓子と本にいつの間にか背中を押されて…。
カッコよくて爽やかで心が自然と前を向く、ブック+お菓子ミステリー!
異世界コンサル株式会社
著者名:ダイスケ、装画:弘司
出版社:幻冬舎
通勤途中に突然異世界に移転した、経営コンサルタントのケンジ。特にチートもなく、魔術も使えないケンジは、膝のケガをきっかけに、所属していた冒険者パーティーをクビになってしまう。
冒険者から「冒険者サポート業」への転職を決意したケンジは、赤毛の弓兵・サラをアシスタントに加え、元経営コンサルタントのハウツーを生かして、周りのパーティーの問題を次々と解決し、頭角を現していく。
やがてケンジは、腕利きで鳴らすトップクラン「剣牙の兵団」と組んで、ある事業に乗り出すのだが――。
不思議の国のサロメ 第九号棟の仲間たち
著者名:赤川次郎、装画:旭ハジメ
出版社:徳間書店
母親が愛人の首を切り落とした現場を目撃してしまった今村まどか。十四歳の少女の心のケアのため、ホームズたちがいる”第九号棟”へ入院することになった。
ところが入院したその日、看護人が同じように首を切り落とされ殺害されてしまう。
自分を”サロメ”だと思い込んだまどかの犯行なのか?
病院から失踪したまどかを追って、ルパンやダルタニアンたちは調査を進める!
ナースコール!こちら蓮田市リハビリテーション病院
著者名:川上途行、装画:大庭賢哉
出版社:ポプラ社
埼玉県のリハビリテーション病院で働く玲子はやる気に欠ける看護師2年目。
新しく赴任してきた若い医師・小塚太一に、「リハビリってどんな意味?」と問いかけられて答えられず――。
医師と療法士と看護師と患者、チーム医療の中で成長していく玲子。
爽やかで新しい医療小説。
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体育祭に興じ、初恋に胸を高鳴らせるような普通の高校生活だが、その裏では某諜報機関の過酷な訓練を受けている。
ある日、同じ境遇の親友・柳が一通の手紙を残して姿を消した。
逃亡、裏切り、それとも――?
その行方を案じながらも、鷹野は訓練の最終テストとなる初ミッションに挑むが…。