制作実績

WORKS
  • ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙
    著者名:河治和香
    出版社:小学館
    河鍋暁斎、月岡芳年、落合芳幾、歌川芳藤、三遊亭圓朝・・・・・・。
    そんな〈江戸っ子のなれの果て〉を見届けた国芳の娘は、昭和の頃まで春画を描きながら生きたという。

    国芳には、早世した美しい娘・登鯉と、その陰に隠れていた次女のお芳という娘がいた。誰にも愛された長女が最後に選んだものは? そして、誰かに愛されたくても愛されなかった次女が最後まで愛を求めたのは? さらにはじめて明かされる〈国芳の孫〉の存在・・・・・・。
  • されど家族、あらがえど家族、だから家族は
    著者名:山田佳奈
    出版社:双葉社
    互いを嫌悪し、互いを羨み、それでも帰る場所は同じ屋根の下。すべての親と子供に問う
    「家族のカタチに正解などあるのか!?」

    認知症を患う父が失踪した―。父の浮気が原因でバラバラになった家族は、父の失踪により再びひとつ屋根の下に集う。「愛人のところに自分の意志で行った」と主張し行動を起こさない兄。「私が目を離したせいだ」と自分を責め、家族の問題を背負い込もうとする姉。そんな姉を気遣い、家族のバランスをとろうとする義兄。そして、まるで他人事の僕。どこにでもいる「仲の良くない普通の家族」は父の失踪を機に家族と自分自身を見つめ直す。
    Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」の脚本を担当し、監督&脚本として制作した映画『タイトル、拒絶』が注目を浴びる新進クリエイターが「家族とは!?」に“巨石”を投じる衝撃の小説デビュー作。
  • 鬼人幻燈抄 明治編 徒花
    著者名:中西モトオ、装画:Tamaki
    出版社:双葉社
    和風ファンタジーシリーズ第五巻!

    刀を禁じられた新時代、甚夜は相変わらず京の町で鬼を斬り続けていた。
    物語は新時代へ。シリーズ屈指の人気を誇る明治編がいよいよ開幕!
  • それなら、誰のために人を殺すのか 超能力者には向かない職業3
    著者名:斉木香津、カバーイラストレーション:wataboku
    出版社:双葉社
    人の意識に入り込み記憶や感情を読み取ることのできる、元刑事の麦子。制御不能な力だが、これまで殺人事件の解決に役立ててきた。ある日、外国から漂着した寝たきりの男性について、「力」を使って何か分かることがあれば教えて欲しいと警視庁に依頼される。断片的に受け取ったのは、外国の村で起きた事件とある男性の記憶。二つの過去を繋ぐものとは。シリーズ完結編。
  • 東京すみっこごはん レシピノートは永遠に
    著者名:成田名璃子、カバーイラスト:石川のぞみ
    出版社:光文社
    高校三年の春、楓は悩み続けていた。あの時、一人の少年の希望を守れなかったことを…。失意に暮れ、卒業後の進路も定まらぬ中、ずっと二人で暮らしてきたおじいちゃんの身に異変が!? そして、すみっこごはんの常連たちにも決意の時が近付く。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台の大人気シリーズ。それぞれの旅立ちがやさしく胸を打つ最終巻!
  • 少女モモのながい逃亡
    著者名:清水杜氏彦、装画:西淑
    出版社:双葉社
    1930年代のヨーロッパ。農家の娘モモは、中央政府の農業集団化政策や、大飢饉の発生によって故郷をあとにした。わずかな希望を持って都市に出るが、そこで待っていたのは、住民の相互監視と密告だった――。
  • 階段にパレット
    著者名:東直子、装画:東直子
    出版社:ポプラ社
    下町の路地にぽつりと置かれた立て看板。実弥子が古い民家を借りて開いた絵画教室「アトリエ・キーチ」は、いつしか、さまざまな人びとが集う場所になっていく。一緒に絵を描くというささやかな時間は、人の心に何をもたらすのだろう――。
  • 沙漠と青のアルゴリズム
    著者名:森晶麿、装画:Hiromu。
    出版社:講談社
    時は2028年。第三次世界大戦により滅亡の危機に瀕した日本人。その数少ない生き残りの少年・ヒカルはある日避難先のノルウェー・ヴェストヴォーゴイで、一冊の画集を手にする。その中にあったKという画家による“塔と女三部作”では、日本のカタストロフがすでに2000年前後から予言されていた。一方、2015年の東京で、「黒淵教授」シリーズ最新作の担当になった新米編集者の未歩は、作者のスランプが過去の三角関係にあると知り、二日酔いで夢現のまま、その友人画家・Kの自宅へ向かう。だが、そこで待っていたのはKの首なし死体だった――! 
    過去と未来、現実と創作世界が錯綜する先に待ち受ける結末とは?
  • インフォデミック 巡査長 真行寺弘道
    著者名:榎本 憲男
    出版社:中央公論新社
    二〇二〇年春、新型ウイルスが世界を席巻する。人々が不確かな情報に「感染」し右往左往する中、「人は死ぬときは死ぬ」とライブ活動を続ける伝説的なミュージシャン浅倉マリがメディアに登場。真行寺は高齢な浅倉の監視と説得を、水野玲子捜査一課長に命じられ・・・・・・。コロナ禍の現在をリアルに抉る超エンターテインメント!
  • 京都東山「お悩み相談」人力車
    著者名:キタハラ 装画:烏羽雨
    出版社:PHP研究所
    写真家の夢を諦めたショーケンは、車夫のアルバイトで暮らす冴えない日々。彼女にも愛想を尽かされ、面倒な新人の教育係を押しつけられた。そんな時に限って乗ってきたのは、仏頂面の令嬢や、忍ぶ恋を抱えた老婦人、人力車での告白を目論む女子と、訳ありのお客様ばかりで・・・・・・。自らの将来に迷走しつつも、全力でお客様と向き合い都大路を疾走する、ちょっぴりお節介な男の奮闘を描いた青春ラプソディ。
  • 結びの甘芋 読売屋お吉甘味帖
    著者名:五十嵐佳子、カバーイラスト:加藤木麻莉
    出版社:祥伝社
    「行き遅れの年増だ」滝沢馬琴の言葉が、読売書き・お吉の心に突き刺さる。両親亡き後女手ひとつで弟妹を育て上げたことは誇りだったが、人並みの幸せを求める自分もいた。そんな折、老人が集まりぴんぴんころりを祈る寺の存在を知る。取材を重ねるうちに、寺に通っていた踊りの師匠が突然命を落とす。心の臓が弱っていたという診立てに不審を抱き、事情を探ると・・・・・・。
  • 【新装版】汝の名
    著者名:明野照葉
    出版社:中央公論新社
    三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。その陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日、この歪んだ姉妹関係が崩れ始め、驚愕の真実が明らかになっていく・・・・・・。
  • ドS刑事 二度あることは三度ある殺人事件
    著者名:七尾与史、イラスト:ワカマツカオリ
    出版社:幻冬舎
    「これから殺戮ゲームを開始します。ターゲットは七人の若い女性です。これは挑戦状です。捜査一課三係の黒井マヤさん」。次々と殺人動画が配信されるかつてない劇場型犯罪に捜査は難航。マヤは”師匠”である収監中のシリアルキラー・杏野雲の協力を仰ぐために、東京拘置所を訪れる。そして事件を解決するカギは「イマジナリーフレンド(=空想の友人)」にあるとわかるのだが――。大人気ユーモアミステリー、第七弾!
  • ワトソン力
    著者名:大山誠一郎、カバー・本文イラスト:杉田比呂美
    出版社:光文社
    目立った手柄もないのに、なぜか警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。行く先々で起きる難事件はいつも、居合わせた人びとが真相を解き明かす。それは、和戸が謎に直面すると、そばにいる人間の推理力を飛躍的に向上させる特殊能力、「ワトソン力」のおかげだった。殺人現場に残されたダイイング・メッセージ、雪の日の不可能犯罪、バスジャックされたバス内の死体…。今日も和戸を差し置いて、各人各様の推理が披露されていく!謎解きの楽しみが目白押しの本格ミステリ短編集!
  • 麦本三歩の好きなもの 第二集
    著者名:住野よる
    出版社:幻冬舎
    後輩、お隣さん、合コン相手ー
    三歩に訪れる色んな出会い
    図書館勤務の20代女子・麦本三歩の
    あいかわらずだけどちょっと新しい日々
  • 万屋大悟のマシュマロな事件簿
    著者名:太田忠司
    出版社:ポプラ社
    アイドルグループ「marshmallow15」に奇妙な脅迫状が届いた。
    警護を引き受けたのは、メンバー・知識の父親で、警備会社を営む万屋大悟。愛する娘に近づく有象無象(と謎)を蹴散らすべく、職権を乱用しまくって犯人を追うが、脅迫状に隠された驚きの真相とは――!?
  • 骨を弔う
    著者名:宇佐美まこと、装画:西川真以子
    出版社:小学館
    骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。
    しかし、それは記事の発掘場所とは明らかに異なっていた。同時に、ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱いた豊は、今は都内で広告代理店に勤務する哲平に会いに行く。
    最初は訝しがっていた哲平も、ふと、記憶の底に淀んでいたあることを口にする。
    リーダー的存在だった骨格標本埋葬の発案者・真実子の消息はわからないまま、謎は思いも寄らぬ方向に傾斜していく。
  • コイコワレ
    著者名:乾ルカ、装画:雪下まゆ
    出版社:中央公論新社
    太平洋戦争末期。敗色濃厚の気配の中、東京から東北の田舎へ集団疎開してきた小学生たち。青い目を持つ美しい少女、六年生の浜野清子もそのひとりだった。その目の色ゆえか、周りに溶け込めない孤独な彼女が出会ったのが、捨て子で疎開先の寺の養女、那須野リツ。野山を駆け巡る少年のような野性を持つリツも、その生い立ちと負けん気の強さから「山犬」と揶揄される孤独な少女だった。だが、それは「海」と「山」という絶対に相容れない宿命の出会い。理由もなくお互いを嫌悪するふたりだが、ひとりの青年をめぐり、次第に接近してゆく…。これは、戦争という巨大で悲劇的な対立世界を背景に、血の呪縛に抗い、自らの未来を変えようとした、ふたりの少女の切ない物語。