制作実績

WORKS
  • あやかし双子のお医者さん五 幽霊と邂逅の半身
    著者名:椎名蓮月、装画:新井テル子
    出版社:KADOKAWA
    あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。
    彼女は双子とともに傷ついたあやかしを癒す中で、全てのあやかしを消そうとする術者・吉野と対峙する。
    彼こそが、晴が長年捜し、止めようとしていた相手だった。
    吉野は、あやかしのために命を落とした相棒・九重の死に強い嘆きを抱いていた。
    莉莉は彼を止める鍵となる幽霊と出会い、吉野があやかしへの”呪い”を街にまき散らそうとしていると知る。
    双子とともに吉野を見つけ出すが、止めようとした莉莉の身に危険が及びーー。
  • 代体
    著者名:山田宗樹、イラスト:中田春彌
    出版社:KADOKAWA
    体が意識を取り出す技術が確立された日本。取り出した意識を一時的に宿らせることができる人造の人体は「代体」と呼ばれ、急速に普及しつつあった。そんな中、代体を使用中に失踪した男が、無残な姿で発見される。意識はどこへ消えたのか?空となった汚れた代体が、代体メーカー営業マン・八田輝明を、利権と思惑が絡み合う狂気の渦に巻き込んでゆく。行き過ぎた科学が倫理を侵食する世界を描く衝撃の近未来サスペンス。
  • ため息に溺れる
    著者名:石川智健
    出版社:中央公論新社
    「ため息に溺れてしまいました。」
    立川市の蔵元医院で養子である蔵元指月の遺体が発見された。
    遺書の存在から警察は自殺と判断。
    だが女刑事・羽木薫の捜査で見えてきたのは、蔵元家の持つ権力や莫大な財産をめぐる闇。
    そして指月が胸に秘めた悲しい過去の記憶だった。
    誰からも愛された医師の死に隠された、驚愕の真実とは…。
  • 棟居刑事の追跡 新装版
    著者名:森村誠一
    出版社:中央公論新社
    望遠鏡で近隣の生活を覗き見する趣味を持つ老女・田島あぐ。ある晩、隣のマンションの屋上で一組の男女が争っている光景を目撃し、翌日、その女性が屋上から墜落死したことを知る。直前の様子を見てしまった自覚はあるものの、覗き見の罪悪感から警察に駆け込めないあぐだった。第二、第三の惨劇も起こり、棟居刑事が動き出す!
  • うちのご近所さん
    著者名:群ようこ、装画:伊野孝行
    出版社:KADOKAWA
    「もういやだ、家を出よう」。
    両親がコーヒーを音を立ててすすったり、目の前で着替えたりするたびにそう思うマサミ。
    就職をし、家が揉め、両親の体調が悪くなり、そうこうするうち四十路を迎え、実家に居着いてしまった。
    ご近所のレレレのおばさんことヤマカワさん、お腹のせり出したギンジロウさん、四角顔のオサムくん。
    気付いたら奇天烈な人ばかり……。一つの家族とそのご近所さんの30年をユーモラスに描く、連作短篇集。
  • 君と夏が、鉄塔の上
    著者名:賽助、イラスト:栄太
    出版社:ディスカヴァー・トゥエンティーワン
    鉄塔の上に、男の子が座ってる―――

    鉄塔マニアの地味な伊達は中学校最後の夏休みを、一人でダラダラ過ごしていた。しかし登校日の学校で、破天荒な同級生、帆月から「鉄塔の上に男の子が座っている」と声をかけられる。次の日から、幽霊が見えると噂される比奈山も巻き込み、鉄塔の上に座るという男の子の謎を解き明かそうとするのだが―――。
    少年たちが殻を破り、自らの一歩を踏み出そうとした夏休みを、この上なく鮮やかに、そして爽やかに描ききった、青春小説の名作。

    書き下ろし短編、『まだ幽かな冬』も収録。
  • プランナーズ!あなたのお悩み解決します
    著者名:梨沙、装画:加藤木麻莉
    出版社:KADOKAWA
    就職活動61社目にして、ようやく雛子が受かったのは「プランナーズ」というマーケティング会社。
    商品開発、孫へのサプライズから男女の別れ話まで、何でもアイディアを売る奇妙な会社だった。
    研修期間を終え、自分がメインで案件を担当することになった雛子は、強面な先輩や広告代理店の男性社員に助けられつつ昔ながらの蔵元の顧客開拓に挑むことに──。
    はたして依頼を成功させる「秘策」を見つけることができるのか!?
  • 遠い国からきた少年
    著者名:樋口有介、装画:おとないちあき
    出版社:中央公論新社
    法律事務所で調査員として働く風町サエは、服役経験のあるシングルマザー。
    今回の依頼者は、アイドル候補生が店員の安売りピザ店で大儲けをした男。
    自殺した少女の両親から要求された一億二千万円の賠償金を減額させたいという。
    調査を進めるうち、ある人の過去にも迫っていくことになったサエは──。
  • イカロスの彷徨
    著者名:島崎佑貴
    出版社:中央公論新社
    都内路上で、筆舌に尽くしがたい残酷な拷問を受けた男性の死体が発見された。
    直ちに捜査本部が設置され、迷宮入り事件を担当していた小々森たち捜査一課特命捜査対策室四係にも、捜査への応援命令が下る。
    同じ頃、繁華街で新型覚醒剤が大量に出回っていると噂になっていた。
    一見、無関係と思われた二つの事件には意外な接点が!?

    文庫書き下ろし。
  • ただいま家事見習い中 ハウスワーク代行・亜美の日記
    著者名:鯨統一郎、イラスト:知子
    出版社:中央公論新社
    大学生の樋口亜美は、ひょんなことから家事代行会社でアルバイトをすることに。初仕事は犬の散歩。当日、遅刻をしてしまう亜美だが、誠実な人柄から依頼主の信頼を勝ち取り事なきを得る。しかし後日、亜美が散歩させた犬が近所の子供に嚙み付いたと苦情が寄せられ―――。派遣先で起こるトラブルに、亜美の鋭い勘が冴えわたる!
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで
    著者名:真梨幸子
    出版社:幻冬舎
    美味しいものが食べたい
    きれいな服を着たい
    きれいになりたい
    恋をしたい
    子供がほしい
    子供を立派に育てたい
    金儲けしたい
    もてたい
    浮気がばれないようにしたい
    家がほしい
    幸せになりたい
    いい暮らしがしたい
    死にたくない。

    私利私欲の百貨店へいらっしゃいませ。

    欲あるところに極上ミステリあり。
  • 悪漢記者
    著者名:安達瑶
    出版社:光文社
    週刊誌の編集部で働いていた佐久間はある記事が原因で他部署に異動になった。三年ぶりに編集部に戻る前日、ネタ元の全国紙記者と会っているところを暴力団員に襲われた佐久間は、そのネタを手土産に復帰する。若い女性の連続殺人事件と自分が編集部に追われることになった記事はどうつながるのか!?かつて「バズーカ」と業界で恐れられた男は真実に迫れるのか―――。
  • ズッコケ中年三人組 44歳のズッコケ探検隊
    著者名:那須正幹
    出版社:ポプラ社
    大人の趣味を堪能するおなじみ三人組が渓谷で見つけたのは、幻の生物・ツチノコだった!?
    捕まえてマスコミに発表すべく、トラップを作ったり、おびきよせたりと捕獲大作戦に奔走するが、その結果はーー
    大好評のズッコケ中年三人組シリーズ第五弾!
  • 京都西陣なごみ植物店2「安倍晴明が愛した桔梗」の謎
    著者名:仲町六絵、装画:ふすい
    出版社:PHP研究所
    あるマンション建設予定地に、なぜか異常なほど雑草が生い茂る理由を教えてーー
    そんな相談を受けた京都府立植物園の新米職員の神苗健は、「植物の探偵」こと「なごみ植物店」の店員・和久井実菜にその解明を依頼するのだが……。
    怪しげなカフェが売り出す「晴明の愛でた桔梗」とは何か?
    門倉了以が茶会であえて使った「禁じられた花」の正体とは?
    心温まる連作ミステリー第二弾。
    文庫書き下ろし。
  • しょったれ半蔵
    著者名:谷津矢車
    出版社:小学館
    しぶしぶ二代目を継いだ服部半蔵正成に降りかかるのは、無茶振り仕事と己の命を狙う宿敵の罠。

    【主な登場人物】
    服部半蔵正成ー忍びの仕事を嫌い、幼少期に出奔。武士として生きると誓う。
    服部半蔵保長ー正成の父。忍びとしてその名を轟かせる。
    霧ー服部家に仕えるくのいち。実力は折り紙つきだが謎が多い。
    渡辺守綱ー正成の幼馴染であり、武士としての主筋。
    稲葉軍兵衛ー正成と同時期に渡辺家に入った武士。
    徳川家康ー三河国主。群雄割拠を勝ち残るべく半蔵に任務を与える。

  • 菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る
    著者名:碧野圭、イラスト:杉田比呂美
    出版社:大和書房
    「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。いつも、ちょっとしたヒントから真実を見つけてくれるんです」
    手を掛けたランチが評判の菜の花食堂を営む靖子先生はいつも、とびきりの料理と謎の答えと、明日へと進むためのヒントを手渡してくれる――。
    好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ?
    野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えている理由は?
    小さな食堂の料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、あたたかくて美味しい大人気日常ミステリー、第三弾!
  • 魔兆 討魔戦記
    著者名:芝村凉也、装画:フジワラヨウコウ
    出版社:祥伝社
    少年一亮ら天蓋の小組は水戸街道新宿で鬼と戦う。
    討魔衆の精鋭集団”弐の小組”の助力を受けて辛くも劣勢を切り抜けたものの、鬼一匹を取り逃がしてしまった。
    討魔衆を統べる評議の座の僧知音は、鬼がさらなる力と知恵を身につけた可能性を訴える。
    なぜ鬼は戦いの場から逃げ果せたのか?
    なぜ一亮らが行くところ鬼が現れるのか?
    急展開のシリーズ第三弾。
  • 銀杏アパート
    著者名:片島麦子、装画:hiko
    出版社:ポプラ社
    大きな銀杏の木に支えられるように建つ、オンボロな「銀杏アパート」で暮らすのは、それぞれの悩みを抱えるワケアリ住人ばかり。
    次々に巻き起こる小さな事件の秘密と、そこに詰まった「優しさ」とは──。
    人のつながりに心あたたまる、感動の連作短編集。