制作実績

WORKS
  • 幻の彼女
    著者名:酒本歩
    出版社:光文社
    ドッグシッターの風太に一通の喪中はがきが届く。以前交際していた美咲の訃報だった。まだ32歳なのに驚く風太。ほかの別れた恋人、蘭、エミリのことも思い出し連絡を取ろうとするが、消息がつかめない。
    彼女たちの友人、住んでいた家、通っていた学校・・・・・・
    三人はまるで存在しなかったかのように、一切の痕跡が消えてしまっていた。
    友人の雪枝、裕一郎とともに謎を追う風太。辿り着いて驚愕の真相とは・・・・・・
  • 絵草紙屋万葉堂 揚げ雲雀
    著者名:篠綾子、カバーイラスト:苗村さとみ
    出版社:小学館
    さつきと喜重郎は、およねが黒鳶式部の名で書いた黄表紙を紹介する瓦版(読売)を刷って好評を得る。そんなある日、姿を消したままの駒三が自分の兄ではないかという男が訪ねてくる。その男、清右衛門はその後も万葉堂にやってくるようになった。清右衛門が、盗賊団「蛇の目」の一味が瓦版を連絡に使っているらしいと話したことから、さつきと喜重郎は瓦版から得られた手がかりを同心に知らせたのだが・・・。「蛇の目」捕縛に繋がる情報は見つかったのか?
    そしてさつきと伝蔵、およねと喜重郎、それぞれの仲は進展するのか。シリーズ佳境となる、注目の第三作!
  • コンフィデンスマンJP ロマンス編
    著者名:山本 幸久 脚本:古沢 良太
    出版社:ポプラ社
    ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐の正体は、華麗に人を騙すコンフィデンスマン(信用詐欺師)。香港マフィアの女帝が持つ伝説のパープルダイヤを狙うが、事態は予測不能な展開に―?大注目の脚本家・古沢良太による脚本を、人気作家・山本幸久が豪華小説化!
  • 空飛ぶクルマ 電動航空機がもたらすMaaS革命
    著者名:根津禎
    出版社:日経BP
    約50社の企業が参入し、投資額は3000億円を超え、2035年の市場規模は6兆円に達する――。新たな巨大産業になり得るモビリティー(移動手段)が今、離陸する。それが「空飛ぶクルマ」だ。(中略)主に都市内、あるいは都市間の移動を想定したもので、「Urban Air Mobility(UAM、都市航空交通)」と呼ばれる。(第1章より)
  • マイストーリー 私の物語
    著者名:林真理子、イラストレーター:高杉千明
    出版社:朝日新聞出版
    「娘より書ける」と信じて疑わない芥川賞作家の母親は、娘の担当編集者との情事を赤裸々に描き、「死んだ旦那の自伝を作りたい」と訪れた美しい女は、自らの過去を隠しながら男性を次々と翻弄する・・・・・・。出版をめぐる人々の愛と欲望と野心を赤裸々に描く衝撃作。
  • ショットガン・ロード
    著者名:深町秋生
    出版社:朝日新聞出版
    伝説の殺し屋と言われた男は、雪国の港町で暮らしていた。だが、暴力団組織・巽会に居場所を突き止められ、「再び現場へ戻り、かつてのボスを殺せ」と指示される。しかも望みもしない相棒は、渋谷でキャバクラを経営する若造だった・・・・・・。ぶつかり合う二人は、仕事を成し遂げられるのか。
  • 愛之助(推定2歳・雄)の考察 その恋は猫の手も借りたい
    著者名:汐見舜一、イラスト:けーしん
    出版社:KADOKAWA
    ぼくの名前は愛之助。背中のハート柄が自慢のオス猫だ。ゴールデンレトリバーのルーイと共に、千尋というとってもキュートな人間のメスと暮らしている。
    ぼくらの目下の心配事は、ご主人さまである千尋の彼氏問題。なにかとオス運のない千尋に、最近気になるオスができたみたいなんだけど・・・・・・はたして愛する千尋を託すに値する人間なのか。
    「つまり、君の出番です。愛之助」
    「やれやれ、しかたないなぁ」
    人間ってやつは猫の手を借りたがるものだ。恋だって同じさ。ぼくが晃ってやつを見極めてやる!
  • オーディションから逃げられない
    著者名:桂望実、カバーイラスト:こやまこいこ
    出版社:幻冬舎
    渡辺展子はいつも「ついてない」と思っていた。中学でできた親友は同じ苗字なのに学校一の美女・久美。同じ「渡辺」でも、注目されない方の「渡辺」になった。絵が好きで美術部に入るが、そこには「一風変わった絵」を描くだけの同級生がなぜか注目を集め評価されてしまう。就職活動をしてみれば、仲良し四人組の中で自分だけ内定が取れない。幸せな結婚生活を夢見ていたのに、旦那の会社が倒産する……。“選ばれなかった”女性の、それでも幸せな一生を描く。

    他人と比べながら生きてきた展子が手に入れた、本当の幸せの形とは――。
  • 京都の心臓 鴨川からはじまる恋と冒険
    著者名:道具小路
    出版社:KADOKAWA
    三十歳を前に夫から別れを切り出された旭日。悲しいでも寂しいでもない。ただ、胸に深い穴が空いたような気持ちになった。判をつけないまま一週間が経った頃、旭日は仕事帰りに鴨川に飛び込んだ男子高校生・佐竹を助ける。彼も失恋したようだ。「助けてくれた礼」と、佐竹から紅く煌めく石を渡される旭日だが、それは京都の守護石『京都の心臓』だった・・・・・・。二人は石を狙う何者かに狙われることになり―? 奪い奪われる『心臓』。それはあなたの心、私の心。古都を巡る恋と愛の物語。
  • 揺らぐ街
    著者名:熊谷達也
    出版社:光文社
    東北に甚大なる被害をもたらした地震は、東京をも揺るがした。震災をきっかけに小説が書けなくなった桜城葵、被災地出身の作家で、いまは筆を祈っている竹山洋嗣。二人の担当編集者である山下亜依子は仙河海市を訪れた。葵の取材に同行するとともに、武山を探し出し、震災と向き合った作品を書かせるために――。それぞれの思いが込められ、作品が紡ぎ出される。
  • ウィザードグラス
    著者名:根本総一郎
    出版社:双葉社
    大学生の陽輝の下に、ずっと連絡のとれなくなっていた兄から、突然荷物が届いた。中身は、見慣れない眼鏡型のデバイスとタブレット。説明によると、それは他人の検索履歴を見ることができるAR機器「ウィザードグラス」だった。なぜ兄はこんなものを自分の下に送ってきたのか。陽輝は次第に、ウィザード・グラスをめぐる予想外の事件へと巻き込まれていく――“1億総監視社会”の危険と希望を描き切った意欲作!
  • パパとセイラの177日間 保険外交員始めました
    著者名:まはら三桃、カバーイラスト:上杉忠弘
    出版社:ポプラ社
    月野耕生28歳。学生企業した会社が倒産。妻は離婚届を残して出ていき、6歳の娘が残った。当面の生計のために託児所付きの生命保険会社に入社し、慣れない営業の仕事を始めたが、簡単にはうまくいかない。悪戦苦闘しながら変わっていく耕生の姿にエールを送りたくなる物語。
  • おとぎカンパニー
    著者名:田丸雅智
    出版社:光文社
    落とした単位をくれる女神様に、夕陽を売る少女!?
    みんなが知ってる童話を、現代ショートショートの名手が大胆アレンジ!
    赤ずきん、ヘンゼルとグレーテル、小人と靴屋など、全編書下ろし14編!
  • 緑と赤
    著者名:深沢潮
    出版社:小学館
    二〇一三年の夏、在日韓国人の大学生・知英はパスポートを取得した。表紙の色を見て、改めて自分の国籍を意識する。町ではヘイトスピーチのデモに遭遇し、戸惑う。「なにじん」なのか、居場所はどこにあるのか、友人と分かり合えないのはなぜか。自分に問い続ける知英は少しずつバランスを失っていく。K‐POPファンの梓、新大久保のカフェで働く韓国人留学生のジュンミン、ヘイトスピーチへの抗議活動に目覚める良美、日本に帰化したのち韓国で学ぶことを選んだ龍平、そして知英。ふたつの国で揺れる五人の男女の葛藤と再生を描く。解説は、作家の中島京子さん。
  • エスケープ・トレイン
    著者名:熊谷達也
    出版社:光文社
    梶山さんのような選手になりたいと思った。

    サイクルロードレーサーの小林湊人が所属するエルソレイユ仙台に、梶山浩介が加入することになった。梶山は、16年前にヨーロッパに渡り、ツール・ド・フランスにも8回出場、世界のトップレベルで戦ってきたレジェンドだ。今季限りでの引退も囁かれていた梶山が、なぜ日本の、しかも新参チームに・・・・・・。図抜けた実力を持つ梶山の加入でチームは、そして期待されながらもどこか抜けたところのある湊人は、どう変わっていくのか?
  • 明治・金色キタン
    著者名:畠中恵、カバーイラスト:丹地陽子
    出版社:朝日新聞出版
    巡査の滝と原田は、女学生美人くらべや競馬場での事件など厄介事の解決に日々奔走する。だがこの二人と仲間達の周りには時折何やら怪しい気配が漂い・・・・・・。消えた村と仏像を巡る噂。ワクワクの謎とき物語に時折差し込む薄昏さにゾクリとさせられる連作小説集。
  • 残業税 マルザの憂鬱
    著者名:小前亮、カバーイラスト:杉田比呂美
    出版社:光文社
    介護職に就く夏目健人は元フリーター。最悪の労働条件だった会社が大手に買収されて待遇も向上し、ほどほどに満足して働いていたのだが・・・・・・。残業すればするほど税金が増える「時間外労働税」が導入された社会。介護や教育など、長時間労働の現場で働く人々に起こる様々な事件と、彼らのために奮闘する残業税調査官たちの活躍を描く、話題のお仕事ミステリー第三弾!
  • キリングクラブ
    著者名:石川智健
    出版社:幻冬舎
    「力を誇示したいならば、人殺し(キリング)ではなく 大儲け(キリング)をすることだ」

    人口の1%は存在すると言われるサイコパス。そのサイコパスの中でもトップの1%が集う超高級社交クラブ「キリングクラブ」が、千代田区の地下にあった。そこに集まる面々は、医者、ジャーナリスト、弁護士、起業家などの社会的成功者。だが、華やかな実績とは裏腹に刺激と自己利益を求めてやまぬ者たちばかりだった。「キリングクラブ」で給仕のアルバイトをすることになった藍子は、全員が超エリートサイコパスであることを知り、興味を抱く。そして早くも事件は起きる。「キリングクラブ」の客が何者かに惨殺されたのだ。しかもその死体は開頭され、偏桃体が切除されていた。サイコパスは偏桃体に特徴があると言われており、犯人は「キリングクラブ」を狙った可能性が高い。クラブを守る辻町と共に事件を調べ始めた藍子だが・・・・・・。