制作実績

WORKS
  • 比ぶ者なき
    著者名:馳星周、カバーイラスト:チカツタケオ
    出版社:中央公論新社
    万世一系、天孫降臨、聖徳太子――すべてはこの男がつくり出した。藤原史(のちの不比等)が胸に秘めた野望、それは「日本書紀」という名の神話を創り上げ、天皇を神にすること。そして自らも神の一族となることで、永遠の繁栄を手にすることであった。古代史に隠された闇を抉り出す会心作。
  • もし今夜ぼくが死んだら、
    著者名:アリソン・ゲイリン 訳:奥村章子
    出版社:早川書房
    みんながこれを読むころには、ぼくはもうこの世にいない――高校生のウェイドはなぜ自殺を思わせる投稿をするに至ったのか。遡ること五日前、盗難車による轢き逃げ事件で、人気者の同級生が命を落とした。何かを隠し、不可解な態度をとるウェイドに疑惑は集中し、SNSで彼へのバッシングは激化する・・・・・・事件を巡って小さな町に秘められた嘘が次第に暴かれていく。アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペイパーバック賞受賞作。
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶2
    著者名:多崎礼、カバーイラスト:アリストレーター
    出版社:中央公論新社
    紅輝晶が秘めるは、復讐へと暗く燃え上がる決意—―一族を滅ぼされ、光神王を暗殺せんと後宮に入ったハウファ。王を殺せるのはその血を継ぐ者だけと知った彼女はやがて、王の子アライスを産むが、その日、第一妃にも王子ツェドカが誕生していた。
  • 花村遠野の恋と故意
    著者名:織守きょうや、カバーイラスト:秋赤音
    出版社:幻冬舎
    九年前に一度会ったきりの美少女を想い続ける花村遠野。彼が通う大学の近くでは、人外の仕業と噂される殺人事件が起きていた。サークル仲間と現場を訪れた遠野は、記憶の少女にそっくりな姉妹と出会う。事件を捜査中という彼女たちに協力を申し出た遠野だったが、やがて容疑は身内にまでおよぶことに。犯人は誰か。そして遠野の恋の行方は―?
  • もう、聞こえない
    著者名:誉田哲也
    出版社:幻冬舎
    「声が聞こえるんです」

    傷害致死容疑で取調中の被疑者が呟いた。


    一向にわからぬ被害者男性の身元、14年前の未解決殺人事件。
    ふたつの事件を繋げるのは、“他界した彼女”だった…。
  • 私が結婚をしない本当の理由
    著者名:志駕晃
    出版社:中央公論新社
    会員になれば3ヵ月で結婚できる――そんな評判を耳にして、青山の一等地に事務所を構える「スマイル結婚相談所」に今日も男女が訪ねてくる。
    彼らはなぜこれまで結婚しなかったのか? 実は二人とも独身の44歳社長・岸本達也と34歳スタッフ・葉山希が、その謎に迫る!
  • 江戸川西口あやかしクリニック 5 ふたりの距離
    著者名:藤山素心、カバーイラスト:優起
    出版社:光文社
    あやかしクリニック医療事務の七木田亜月は、激しい憎しみを纏った謎の男に出会った。態度もガラも悪いその男が出没した頃から、江戸川町のあやかしたちの病気が治りにくくなってしまう。原因はそいつがばら撒いた病原体にあることが分かったが、治療法が見つからない。ある日、受付時間の過ぎたクリニックにやって来たその男は、途方もない要求を突き付けた!
  • 青くて、溺れる
    著者名:丸井とまと、装画:ダイスケリチャード
    出版社:KADOKAWA
    些細なきっかけで、仲の良かったグループからいじめの対象になってしまった高校二年生の祥子。学校にも家にも居場所がない祥子にとっての毎日は、まるで溺れているようで、息苦しい。そんな祥子は、ある日「名前のない」喫茶店を見つける。中に入ってみるとそこには、あたたかな珈琲を淹れてくれるマスターと、個性的な常連客、そして祥子と同じくらいの男子高校生、皐月がいた。
    誰にも思いを言い出せず、息が詰まりそうだった祥子は、いつしか彼らに自分の犯したある「過ち」を告白。優しく迎えてくれたその喫茶店で、祥子はようやく苦しかった気持ちがほどけていくのを感じ・・・・・・!?
  • 金沢 洋食屋ななかまど物語
    著者名:上田聡子、装画:くじょう
    出版社:PHP研究所
    「千夏がいるから、この店は安泰ね」――亡き母の言葉を胸に、父の洋食屋を手伝う大学生の千夏には、好きな人がいた。しかし美術を学ぶ大学院生の彼は、卒業とともに東京に戻ってしまう。「この恋が叶うと、店は・・・・・・」。恋心を抑え店に立つ娘をよそに、身体を悪くした父が「お前の婿に」と店の後継者として新しいコックを連れてきた。二人の男性の間で揺れる女心を、古都・金沢を舞台に綴る純愛物語。文庫オリジナル。
  • 北条早雲4 明鏡止水篇
    著者名:富樫倫太郎、カバーイラスト:森美夏
    出版社:中央公論新社
    関東における両上杉氏の勢力図が大きく変わりつつある中、ついに宿敵・足利茶々丸との血みどろの決戦が始まる。悲願の伊豆統一、再びの小田原城攻め、そして長享の乱の終結…己の理想のため鬼と化した男・伊勢宗瑞に、もはや安息の時はない。大きな代償とともに、いざ東進を画す!型破りな戦国大名の生涯を描くシリーズ全五巻の第四弾。
  • 天使のアイディア
    著者名:青柳碧人
    出版社:祥伝社
    船橋東署の刑事矢島正成は、娘の律花が通う幼稚園でバス運転手の不審死に遭遇する。被害者の手には火傷があった。まるで電気のプラグを差そうとして感電死したかのように。そこに人為は及んでいるのか?律花によれば「しろいふくのおねえさん」が、ある者に不思議な力を授けたというが・・・・・・。以来二十五年、殺人者に加担する“天使"を巡り、刑事たちの奮闘が始まる!
  • サラと魔女とハーブの庭
    著者名:七月隆文
    出版社:宝島社
    色、匂い、味、音、感触、全てが鮮明に迫ってくる物語。
    ハーブの魔法にかけられたようです。
    なんとも言えない心の機微をこんなに的確に表現できる文章があるのか。
    言葉にならない心の描写が甘酸っぱい響きをもって胸に迫ります。

    ―女優・羽田美智子さん
  • 首イラズ
    著者名:岡田秀文、装画:遠田志帆
    出版社:光文社
    時は大正、華麗なる一族に起きた悲劇
    ーその呪いを暴いてはいけない。

    大正時代、警視庁に「華族捜査局」が新設された。
    記念すべき初捜査、公爵で局長の周防院円香と、警部補の来見甲士郎は、九鬼梨伯爵家で起きた毒殺事件に取りかかる。動機は家督相続権争いと思われた矢先、円香たちの目の前には、第二の犠牲者の「生首」が現れ、鎌倉時代からの語り継がれる九鬼梨家の「首なし村の呪い」が明らかに――。
    連続殺人犯の真の目的、そして決して暴いてはならなかった”一族の秘密„とは・・・・・・。
  • ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙
    著者名:河治和香
    出版社:小学館
    河鍋暁斎、月岡芳年、落合芳幾、歌川芳藤、三遊亭圓朝・・・・・・。
    そんな〈江戸っ子のなれの果て〉を見届けた国芳の娘は、昭和の頃まで春画を描きながら生きたという。

    国芳には、早世した美しい娘・登鯉と、その陰に隠れていた次女のお芳という娘がいた。誰にも愛された長女が最後に選んだものは? そして、誰かに愛されたくても愛されなかった次女が最後まで愛を求めたのは? さらにはじめて明かされる〈国芳の孫〉の存在・・・・・・。
  • されど家族、あらがえど家族、だから家族は
    著者名:山田佳奈
    出版社:双葉社
    互いを嫌悪し、互いを羨み、それでも帰る場所は同じ屋根の下。すべての親と子供に問う
    「家族のカタチに正解などあるのか!?」

    認知症を患う父が失踪した―。父の浮気が原因でバラバラになった家族は、父の失踪により再びひとつ屋根の下に集う。「愛人のところに自分の意志で行った」と主張し行動を起こさない兄。「私が目を離したせいだ」と自分を責め、家族の問題を背負い込もうとする姉。そんな姉を気遣い、家族のバランスをとろうとする義兄。そして、まるで他人事の僕。どこにでもいる「仲の良くない普通の家族」は父の失踪を機に家族と自分自身を見つめ直す。
    Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」の脚本を担当し、監督&脚本として制作した映画『タイトル、拒絶』が注目を浴びる新進クリエイターが「家族とは!?」に“巨石”を投じる衝撃の小説デビュー作。
  • 鬼人幻燈抄 明治編 徒花
    著者名:中西モトオ、装画:Tamaki
    出版社:双葉社
    和風ファンタジーシリーズ第五巻!

    刀を禁じられた新時代、甚夜は相変わらず京の町で鬼を斬り続けていた。
    物語は新時代へ。シリーズ屈指の人気を誇る明治編がいよいよ開幕!
  • それなら、誰のために人を殺すのか 超能力者には向かない職業3
    著者名:斉木香津、カバーイラストレーション:wataboku
    出版社:双葉社
    人の意識に入り込み記憶や感情を読み取ることのできる、元刑事の麦子。制御不能な力だが、これまで殺人事件の解決に役立ててきた。ある日、外国から漂着した寝たきりの男性について、「力」を使って何か分かることがあれば教えて欲しいと警視庁に依頼される。断片的に受け取ったのは、外国の村で起きた事件とある男性の記憶。二つの過去を繋ぐものとは。シリーズ完結編。
  • 東京すみっこごはん レシピノートは永遠に
    著者名:成田名璃子、カバーイラスト:石川のぞみ
    出版社:光文社
    高校三年の春、楓は悩み続けていた。あの時、一人の少年の希望を守れなかったことを…。失意に暮れ、卒業後の進路も定まらぬ中、ずっと二人で暮らしてきたおじいちゃんの身に異変が!? そして、すみっこごはんの常連たちにも決意の時が近付く。年齢も職業も異なる人々が集う“共同台所”が舞台の大人気シリーズ。それぞれの旅立ちがやさしく胸を打つ最終巻!