制作実績

WORKS
  • 黄昏出張所 歴史修復官は時を駆ける
    著者名:中村 ふみ、カバーイラスト:伊東七つ生
    出版社:KADOKAWA
    ある日の黄昏時。不遇の青年、遠野ハジメの目の前に、突然現れた古めかしい建物と、眼鏡をかけた不思議な男。
    彼は自らを、時の蟲から歴史を守る「蟲番」だと名乗る。
    蟲は、歴史上の人物の意識を喰い、過去を変えてしまうのだ。
    蟲喰いを修復する3つのミッションに成功すれば、報酬がもらえると蟲番は言う。
    一攫千金を夢見て、任務に当たるハジメだが――。

    熱い想いは、時空を超える。
    感涙のラストが待つ、ダーク・ファンタジー!
  • 八幡宮のかまいたち 江戸南町奉行・あやかし同心犯科帳
    著者名:永山涼太
    出版社:ポプラ社
    事件解決の腕にかけては江戸中で右に出る者のいない孤高の同心・望月栄次郎と、名奉行の三男で直心影流の使い手・筒井十兵衛のコンビが、庶民を震え上がらせる不可思議な事件の解決に乗り出すことに。気鋭の若手時代小説作家による新感覚時代小説!
  • 火神子 天孫に抗いし者
    著者名:森山光太郎、装画:影山徹
    出版社:朝日新聞出版
    弥生時代、登美毘古が大王に即位して二十年、泰平の世が続いていたある日、実弟・安日彦が変わり果てた姿となり戻ってきた。その夜、矢の雨が長髄の邑を覆い、村人を襲った。敵は「天孫」を称する二十歳の御真木だった。大陸を祖国とする御真木は、この地を征伐し、新たな国を創ろうと殺戮を繰り返していた。
    登美毘古には一人娘がいた。その名は翡翠命、十五歳。薬師である老人・左慈と共に山奥で暮らす。御真木の悪辣ぶりは隠れ里まで届き、翡翠命は自らの宿命を受け入れ、御真木と対峙する。
    新しい国王になるため、古い王家の血を絶やすべく、自らの力を過信し殺戮を繰り返す男と、己の弱さを知るが故に弱き者を救い、均しく包摂する少女。王を巡る壮大な物語が今、始まる。
  • レトロ雑貨夢見堂の事件綴
    著者名:又井健太、カバーイラスト:げみ
    出版社:朝日新聞出版
    昭和64年生まれであることに誇りを持つ日下昭子。そんな彼女のバイト先、レトロ雑貨「夢見堂」に、父親の形見だという黒電話の修理依頼が舞い込んだ。分解してみると、そこには子供の拙い字で〈でんわのかみさま〉に宛てたメッセージが入っていて・・・・・・。連作謎解きミステリー。
  • 悪魔のトリック
    著者名:青柳碧人、カバーイラスト:芳崎せいむ
    出版社:祥伝社
    麻薬の取引現場を押さえそこねて負傷した新宿東署の刑事有馬孝信は、職場復帰後、不気味な刑事九条一彦の下で特別任務を命じられる。九条によれば、この世には悪魔が存在し、強い殺意を抱いた人間に1つだけ【悪魔の力】を授けるという。草木を腐らせる力、水を宙に浮かせる力・・・・・・不可思議な力と殺しはどうつながるのか? 超難解、離れ業トリックに刑事二人が挑む!
  • 恋と掃除と謎解きと ハウスワーク代行・亜美の日記
    著者名:鯨統一郎
    出版社:中央公論新社
    家事代行会社でアルバイトをする大学生の樋口亜美。ある日、派遣された河西家の妻・ともみから、息子のつぶやいた謎の言葉、そして夫の浮気疑惑について相談を受ける。深まる謎に頭を悩ませる亜美だが、憧れの男子との会話の中に思わぬヒントが……? 日常の事件を解き明かす、ハートウォーミングミステリ全三篇。
  • 霊視るお土産屋さん 千の団子と少女の想い
    著者名:平田ノブハル、カバーイラスト:新井テル子
    出版社:光文社
    琵琶湖のほとりにあるお土産屋さん『鳰の海』。そこにはお土産を求める人々だけでなく、霊にまつわる悩みを抱えた人々までが駆け込んでくる。三度目の失職を経て、傷心旅行で琵琶湖を訪れた燈子は、ひょんなことから『鳰の海』で働くことに。オーナーの息子で無愛想だけれど美青年な甲斐とともに、燈子は霊感がないながらもお悩み解決に乗り出す――!
  • 博多食堂まかないお宿 かくりよ迷子の案内人
    著者名:篠宮あすか、カバーイラスト:モゲラッタ
    出版社:光文社
    彼女は自分の名前も、どこにいるのかも分からなかった。目の前には「博多食堂」と書かれた暖簾がかかる。店にいた男性は、「迷子さんたちの案内人」で、自身も自分探しをしている最中だという。分かっているのは、うつしよで生死を彷徨うなにかが起こっているということだけ――。案内人・山田の料理が彼女の気持ちをほぐし、記憶が徐々に蘇ってくるが・・・・・・。
  • 新選組のレシピ
    著者名:一宮早記、装画:しきみ
    出版社:PHP研究所
    交通事故に遭った拍子に、幕末にタイムスリップしてしまった、京都の老舗料亭の見習い・神崎花。彼女は怪しい者として、土方歳三ら壬生浪士たちの取り調べを受けるが、料理の腕を見込まれ、そのままお抱え料理人となることに・・・。山崎烝が花の世話役となり、沖田総司にしきりとちょっかいをかけられる中、彼女は、芹沢鴨という局長が、十年前に失踪した父と瓜二つであることに気づく。
  • 夜姫
    著者名:新堂冬樹
    出版社:幻冬舎
    キャバクラのキャストとして、日本人離れした外見と政治経済から下ネタまであらゆる話題を盛り上げるトーク力で男を虜にし、年数億の売上を生む花蘭。新宿・歌舞伎町の絶対女王だが、アパレルで働く乃愛にとっては、最愛の妹を失う原因を作った憎き女だ。復讐のため、乃愛は昼の仕事を捨て、虚と実、嫉妬と憎悪が絡み合う夜の世界に飛び込むが・・・・・・。
  • 真夜中だけの十七歳
    著者名:櫻いいよ、イラスト:げみ
    出版社:ポプラ社
    営業補佐として働く桃子は、仕事に面白さを見いだせず、病のため介護が必要な父と何かと反発する妹に家庭でも鬱屈した思いを抱えている。ふとしたきっかけで制服を着た時に高校生に間違われ、それ以来時々、夜に制服を着て街を歩き回るのがひそかな息抜きだった。ある夜、高校生のグループと知り合った桃子は、その中にいた翠と仲良くなる。家族の中で孤独を感じていた翠もまた、ある秘密を抱えていた・・・・・・。青春の儚さとそれゆえの煌めきを描いた感動作!!
  • 平安あかしあやかし陰陽師 二 百鬼夜行の都に桜舞う
    著者名:遠藤遼、イラスト:沙月
    出版社:KADOKAWA
    平安陰陽師たちが畏れる男、賀茂光栄。年齢不詳の美青年であり、安倍晴明の師でもある。
    幼なじみの歌人・藤原為頼や晴明とともに、ひとたびは宮廷を覆う菅原道真の怨霊を鎮めてみせた。日常を取り戻したかに見えた都。しかし、平穏は”式部”と名乗る美女の訪問をきっかけに破られる。彼女は怨霊退治に一役買った為頼に、ある亡霊の相談に来たという。その背景には都をさすらう法師陰陽師の存在が見え隠れし・・・・・・?
    歴史に隠れた安倍晴明の師匠、光栄が、宮廷最大の危機に挑む平安秘伝第2幕、これより開宴――!
  • 出張料亭おりおり堂 夏の終わりのいなりずし
    著者名:安田依央、カバーイラスト:八つ森佳
    出版社:中央公論新社
    「必ず戻る」その言葉を残し、仁が京都へと旅立ってから一年半。彼を待ち続けた山田澄香はついに仁を探しに行くことを決意する。だが仁は京都ではなく大阪、それもなぜか大衆演劇一座の賄いを作っていた!? 澄香は仁を「おりおり堂」に連れ帰ることができるのか。謎の新キャラも登場しシリーズは新章突入へ。
  • 新選組 最後の勇士たち
    著者名:山本音也、カバーイラスト:深津真也
    出版社:小学館
    新選組元隊士・沢忠輔の長屋に、新選組最後の隊長・相馬主計が割腹自殺したという報が届けられる。遺言は夏帯に墨で書かれた「一ツ」。その一語だけだった―。相馬と沢、そして同じく隊士だった安富才助は、箱館五稜郭の戦いで土方歳三の最期を看取った。この激戦では、相馬と安富もそれぞれ腕と指を失ったものの、彼らは明治の世へと生き残る。流刑での島暮らしの中、思わぬ邂逅と避けがたい確執を経た相馬と安富。やがて彼らの人生は、「御一新」の荒波に翻弄されていく―。人の生き様、心の痛みを精緻に描ききった傑作時代長編。第10回舟橋聖一文学賞受賞作。
  • 1968 三億円事件
    著者名:日本推理作家協会
    出版社:幻冬舎
    1968年(昭和43年)12月10日、府中で起きた「三億円事件」。白バイ警官に扮した犯人は盗んだ三億円とともに永久に消えた。昭和を代表するこの完全犯罪事件に、人気のミステリー作家5人が挑んだ競作アンソロジー。事件に翻弄される者、助けられた者、模倣する者、犯人に恋する者――。事件を題材に描く5つの物語は、謎の真相に迫れるのか?
  • 6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む
    著者名:ジャン=ポール・ディディエローラン、翻訳:夏目 大
    出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
    パリ郊外の断裁工場で働くギレンは、大好きな本を”死”へと追いやる毎日にジレンマを抱えていた。生き延びたページを持ち帰っては翌朝の通勤電車で朗読して”往生”させるのが日課。心の拠り所は飼っている金魚だ。そんなある朝、ギレンはいつもの電車で、持ち主不明の日記を拾う。その日から彼の裕綱日々は少しずつ変わり始め――人生の悲哀と葛藤、希望を描いた、フランス発のベストセラー。
  • 能楽師の娘
    著者名:波多野聖、カバーイラスト:小林万季子
    出版社:KADOKAWA
    室町から続く能楽家に生まれた綾は、女ながら能楽師になりたいと志すかたわら女子英学塾にも学び、たぐいまれな審美眼をもつ才媛へと成長する。
    そんな折、綾は親友同士である魅力的な2人の学生、重光伊織と高見友則と出会う。
    3人での輝くような青春の日々が過ぎ、やがて綾は伊織と友則、どちらかを選ぶ時がくる。
    結婚、渡英、そして1920年代のパリへ。美を求め能を求めて、明治、大正、昭和を生きた女性の、華麗なる生涯。
  • Fの悲劇
    著者名:岸田るり子
    出版社:徳間書店
    絵を描くことが好きな少女さくらは、ある日、月光に照らされて池に浮かぶ美しい女性の姿を描く。その胸にはナイフが突き刺さっていた。大人になった彼女は、祖母に聞かされた話に愕然とする。絵を描いた二十年前、女優だった叔母のゆう子が、京都の広沢の池で刺殺されたというのだ。あの絵は空想ではなく、実際に起きた事件だったのか?さくらは、叔母の死の謎を探ろうとするが・・・・・・。