制作実績

WORKS
  • リボルバー・リリー
    著者名:長浦京
    出版社:講談社
    小曾根百合――幣原機関で訓練を受け、東アジアなどで三年間に五十人超の殺害に関与した冷徹非常な美しき諜報員。「リボルバー・リリー」と呼ばれた彼女は、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太と出会い、陸軍の精鋭から追われる。大震災後の東京を生き抜く逃避行の行方は?
    息もつかせぬ大藪春彦賞受賞作。
  • 深川二幸堂 菓子こよみ<二>
    著者名:知野みさき
    出版社:大和書房
    「華はねえが、味がある……なんともおめえらしいぜ、こうの字よ」
    光太郎と孝次郎の兄弟が営む菓子屋「二幸堂」。
    如才なく得意先を開拓する美男の兄と、不器用だが才ある弟の作る菓子は、 江戸深川にしっかりと根を下ろしはじめた──。
    王子のせせらぎのような水羊羹「壬」(みずのえ)、生姜の風味爽やかな「夕凪」(ゆうなぎ)、 香ばしさと舌触りが絶妙な粟饅頭「日向」(ひなた)、瑞兆を映す祝い菓子「冬虹」(とうこう)・・・・・・。
    ──孝次郎の作るとびきりの菓子が、縁(えにし)を言祝(ことほ)ぎ、幸いを呼ぶ── 。
    江戸の菓子屋を舞台に描かれる、極上の甘味と人情と、ままならぬ恋。
    兄弟の絆と人々の温かさに涙零れる珠玉の時代小説、待望の第二弾!
  • 3行で人を動かす文章術
    著者名:尾藤克之
    出版社:WAVE出版
    刺さる!
    伝わる!
    心をつかむ!

    文章は最初の3行がすべて。“つかむ文章”の書き方がゼロからわかる。
  • SROⅧ 名前のない馬たち
    著者名:富樫倫太郎
    出版社:中央公論新社
    その嘶きは、不吉な予告—―関東近県で乗馬クラブオーナーの死が相次ぐ。いずれも死因に不審な点は見られないものの、SRO室長・山根新九郎は奇妙な符合を見出す。人間の死と同時に、必ず馬が一頭逝っているのだ。独自捜査を始めたSROの面々は、やがて北海道のある牧場にたどり着く・・・・・・。そして、最凶キラー・近藤房子の調教ゲームも新たな段階に。
  • 猫の惑星
    著者名:梶尾真治、装画:宮崎ひかり
    出版社:PHP研究所
    秘密組織「シテン」に集められた子供たちは、それぞれの能力を研ぎ澄ます訓練を受けながら、「ホンテン」から命じられた数々のミッションに派遣されていた。その中の少年の一人イクオは、自分と会話できる猫ウリと出会い、組織の恐ろしい秘密を聞かされる。伝説の「猫の王」に会いたいと言うウリとともに、イクオは脱走を決意するが・・・・・・。世界に隠された思わぬ真実とは?  そして少年と猫の冒険の結末は?
  • 綾峰音楽堂殺人事件
    著者名:藤谷 治、装画:チカツタケオ
    出版社:ポプラ社
    音楽評論家として著名な英文学教授・討木穣太郎は、綾峰県立音楽堂を活動拠点とする綾峰フィルの顧問としてたびたび綾峰県を訪れていたが、ある日この音楽堂の取り壊しと綾峰フィルの解散を告げられる。釈然としない思いのまま迎えた音楽堂の最終公演の日、音楽堂で殺人事件が起きた。殺されたのは、音楽堂の取り壊しを引導した男だった―。
  • カッコウの微笑み
    著者名:福田和代
    出版社:双葉社
    ハッカーとして”裏”の仕事を手掛ける太一は、依頼を受け、製薬会社に侵入してデータを盗む。依頼主である待野は、太一のような人間を束ねる組織を率いていたが、データを渡したあと、不審な死を遂げる。真相を探る太一に忍び寄る影。太一はその影と闘いながら、”もうひとつの影”と闘っていた――。

    俺は〈あいつ〉と同じにはならない
  • 果てしなき追跡(上)
    著者名:逢坂剛
    出版社:中央公論新社
    元新選組副長・土方歳三は新政府軍の銃弾に斃れた――はずだった。頭部に被弾した土方を救った時枝ゆらは、敵軍の目をかいくぐり、米国へと密航する。だが意識を取り戻した土方は、記憶を失っていたのだった。全てをなくしたサムライは、果たしてどこへ向かうのか? 海を、大地を駆けめぐる、壮大なる旅がここにはじまる。
  • 青い海の宇宙港 秋冬篇
    著者名:川端裕人、カバーイラスト:おとないちあき
    出版社:早川書房
    島原産の黒糖を燃料にしたキャンディロケットの打ち上げに成功した駆たちは、もっと遠く、宇宙のかなたまで届くロケットを打ち上げたいと思うようになる。そんな駆たちの思惑は島に波乱を呼びながらも、里親や日本宇宙機関職員など、頑なだった周りの大人たちの心を動かしていき……。はたして、島のみんなの想いを乗せたロケットは飛び立つのか? 絆と情熱に満ちた宇宙開発小説、いよいよリフトオフ! 解説=小川一水
  • St.ルーピーズ
    著者名:長沢樹、カバーイラスト:ミキワカコ
    出版社:祥伝社
    トンネルの中に歪んだ女の顔が浮かび上がった!? 聖央大学の超常現象研究サークル・通称ルーピーズは、幽霊の仕業かどうか調査を始める。おバカな会長・航太、霊能力者の花蓮、人脈と金を操る榊は皆、大企業のご子息、ご令嬢。そこに貧乏リケジョの雫を迎え、トンネルの真下にある温泉から消えた人影との関連を疑うが・・・・・・。財力×科学で挑む、学園オカルト・ミステリー!
  • わたしの宮沢賢治 法律家から見た賢治
    著者名:作花 知志、カバー・本文画:網代 幸介
    出版社:ソレイユ出版
    なぜかこれまでになかった! 法曹界からの本格的な賢治論

    弱者に寄り添う弁護士になりたい! との思いを掻き立ててくれたのは、作品群に込められた「みんなの幸せ」を願う祈りのメッセージと、そこに流れる「正義」、「公平」そして、「基本的人権」の思想。

    自然への畏敬と究極の誠実さ――。「賢治の心」を今こそ伝えたい。
  • こころ食堂のおもいで御飯 ~仲直りの変わり親子丼~
    著者名:栗栖ひよ子、カバーイラスト:もみじ真魚
    出版社:スターツ出版
    “あなたが心から食べたいものはなんですか?”―味オンチと彼氏に振られ、内定先の倒産と不幸続きの大学生・結。そんな彼女がたどり着いたのは「おまかせで」と注文すると、望み通りのメニューを提供してくれる『こころ食堂』。店主の一心が振舞ったのは、むかし結の祖母が作ってくれた思い出の“焼きおにぎり”。懐かしい味に心を解かれ、結は食欲を取り戻す。不器用で優しい店主と、お節介な商店街メンバーに囲まれて、結はここで働きたいと思うようになり・・・。読めば元気が沸いてくる1冊!
  • 第三者隠蔽機関
    著者名:石川智健
    出版社:講談社
    警察組織を監視するはずの監察官がコンパニオンを揚げての不祥事を起こす。警察トップは対策に、アメリカ諜報企業・リスクヘッジ社を、組織全体を監視する第三者隠蔽機関として採用。警察内部の不正を先に発見するのは! 諜報企業VS.監察官のバトル――単行本『もみ消しはスピーディーに』改題のニューウェーブ警察小説!
  • ドS刑事 さわらぬ神に祟りなし
    著者名:七尾与史、カバーイラスト:ワカマツカオリ
    出版社:幻冬舎
    雑居ビルで男性の絞殺死体が発見。被害者はなぜか”怨霊”に怯えていたという。ドSすぎる女刑事・黒井マヤは、従順な相棒・代官山、ドMな浜田とともに、この奇妙な事件の捜査に乗り出すが、唯一の「天敵」である白金不二子管理官と捜査方法を巡って対立。実は不二子は「冤罪」というトラウマを抱えていた。新キャラ満載の人気シリーズ第五弾!
  • 愛してるって言えなくたって
    著者名:五十嵐貴久、装画:ma2
    出版社:祥伝社
    平凡な毎日だった。
    あいつが同じ部署にやってくるまでは。

    ビール販売会社で営業課長を務める門倉の部署に二十八歳の加瀬夏生が中途入社で配属された。なぜか加瀬が気になりいつも彼のことを考えてしまう門倉だったが、ある日会社帰りに、加瀬に遭遇、一緒に酒を飲むことに。しかし、目の前で眠り始めた加瀬に、門倉は予想もしなかった行動に出てしまう!これ以降、加瀬に馴れ馴れしくする取引先に嫉妬するなど、徐々に加瀬への気持ちが「特別なもの」であることに気づいていく門倉そんな中、出張で同じ部屋に泊まることとなり・・・・・・
  • スマイル アンド ゴー!
    著者名:五十嵐貴久、カバーイラスト:浦上和久
    出版社:幻冬舎
    引きこもりの高三女子・詩織、ミュージシャ ンの夢破れた三十男・リュー、ヤクザまがい のおっさん・サトケン。震災の爪痕も生々し い気仙沼で、即席のアイドルグループが結成 された。それぞれに喪失感を抱えながら、立 ち直りたい、変わりたい、笑いたい、その思 いでがむしゃらに活動する。しかし、サトケ ンには時間がなかった・・・・・・。感涙長篇。
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 名月怪談
    著者名:平谷美樹、カバーイラスト:丹地陽子
    出版社:大和書房
    「次の百物語では必ず怪異が起こる――」
    時は文政。
    推当物が評判の女戯作者・鉢野金魚は、武家の女・只野真葛、貧乏戯作者・本能寺無念らとともに、怪異の謎を解き明かすべく、
    亡魂が現れるという百物語に参加するが・・・・・・
    江戸の本屋を舞台に戯作者=作家が謎を解く!
    人情と謎、嘘と真実、諦め難い切なき恋情――
    読み心地抜群の大人気時代小説シリーズ、待望の第五弾!
  • 高校サッカーボーイズ U-18
    著者名:はらだみずき
    出版社:KADOKAWA
    ここでスパイクを脱ぐのか? サッカーを続けるのか?

    春、高校3年生に進級した武井遼介は、サッカー部内のAチームに念願の昇格を果たすものの、試合に出場するチャンスをつかめずにいた。例年、高校総体を区切りに、多くの3年生が部活を引退する。受験に専念するためにやめる者は、6月中に退部届を出すこと。そのタイミングでやめないのであれば、チームの和を乱さないために、最後まで続けること―遼介は決断を迫られる。