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2019年
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傑作はまだ
著者名:瀬尾まいこ、装画:小川かなこ
出版社:ソニー・ミュージックエンタテインメント
「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね?」
そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を振込むと、息子の写真が一枚届く。それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに―。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか?
その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。
笑って泣ける父と子の再生の物語。
実話芸人
著者名:コラアゲンはいごうまん
出版社:幻冬舎
「SM女王様の奴隷に弟子入り」「地縛霊の前でネタ披露」「後期高齢者しかいないソープランドへ突撃」「強面のカリスマ彫師に刺青を入れてもらう」「会ったこともない人の葬儀に参列」・・・・・・。 著者が全国津々浦々の噂のスポットに赴き、体を張って体験してきた壮絶実話が満載。世にも稀なる〝実話芸人〟による、テレビじゃできない爆笑必至の30本!
さようなら、ビタミン
著者名:レイチェル・コン、訳:金子ゆき子
出版社:集英社
婚約者に去られた30歳のルースは、仕事を辞めてアルツハイマー病の父親の介護を手伝うことに。
辛い現実を軽やかなタッチで描き、全米の話題をさらった日記形式の家族小説。
「ささやかで人間的で深々とユーモラスなディテールの積み重ね」 ――ミランダ・ジュライ
育休刑事
著者名:似鳥鶏、カバー&本文イラスト:かわいちひろ
出版社:幻冬舎
県警本部捜査一課・秋月春風巡査部長。生後三ヶ月になる可愛い息子・蓮くんのため、刑事としては初めての“育休"に挑戦中。
それでも事件は待ってくれなくて――。
お人好しの刑事(パパ)と動じない見習い(あかちゃん)は難事件を解決できるのか!?
七キロの蓮くんと大きい赤ちゃん用バッグを抱え外出するのに慣れた頃、ひょんなことから質屋強盗殺人事件の人質になってしまう。だが蓮くんのウンチやミルクの時間は事件とお構いなしにやってきて。果たして無事に生還できるのか!?
(「人質は寝返りをする」)
六ヶ月になった蓮くんを連れて実家からの帰り道、春風は高速道路で特徴的なラッピングカーを目にする。その模様は乗車に疲れぐずる蓮くんをひと時ご機嫌にしてくれたが、知らず知らずのうちに犯罪のアリバイ作りに協力してしまうことに。
(「瞬間移動のはずがない」)
県警本部庁舎に不審物が届けられた。それは最近刑務所から出所したある人物からの、復讐予告。春風はある晴れた休日の昼下がり、家族連れで賑わうショッピングモールに出かけた。姉に蓮くんをあずけ、久しぶりにデート気分を味わうはずだったが。
(「お外に出たらご挨拶」)
母ちゃん、ありがとう 親の介護、後悔しないためにできるたった一つのこと
著者名:小池修
出版社:PHP研究所
「母ちゃんを通わせたい施設がない!」
この現実から、上場企業役員の座をなげうって、ゼロから介護施設をつくった!
大切な親だから、敬いながら介護する「敬護」を。
私たちができる親孝行とは。
行きたくない
著者名:加藤シゲアキ、阿川せんり、渡辺優、小嶋陽太郎、奥田亜希子、住野よる、カバーイラスト:ダイスケリチャード
出版社:KADOKAWA
恋人との別れ話を見ていて―幼馴染に頼まれた僕に訪れた出会い(「ポケット」加藤シゲアキ)。私の家に毎夜違う知らない「友達」がやってくる。ある時から、同じ人が何度も現れるようになり(「コンピレーション」住野よる)。加藤シゲアキ、阿川せんり、渡辺優、小嶋陽太郎、奥田亜希子、住野よるが夢の競演。誰だって「行きたくない」時がある。そんな所在なさにそっと寄り添う、一瞬のきらめきを切り取った書き下ろし短編集。
蒼色の大地
著者名:薬丸岳
出版社:中央公論新社
この世から争いはなくならない。そんなことは、分かっている。
かつて幼馴染であった新太郎、灯、鈴。時は流れ、新太郎は呉鎮守府の軍人に、灯は瀬戸内海を根城にする海賊に、そして鈴は思いを寄せる灯を探し、謎の孤島・鬼仙島にたどり着く。「海」と「山」。交わることにない二つの血に翻弄され、やがて国を揺るがす争いの渦が巻き起こる。
友情、恋慕、嫉妬、裏切り。戦争が生む凶器の中で、三人は希望を捨てず、運命に抗い続ける――。
庶務行員 多加賀主水がぶっ飛ばす
著者名:江上剛、カバーイラスト:岡田航也
出版社:祥伝社
試験的にAIロボットを導入した第七明和銀行。高田通り支店の庶務行員・多加賀主水は、AIに負けじと雑用をこなしていた。ところがある日、主水は友人の木村刑事に放火の疑いをかけられ、署に連行される。聞けば”高田町稲荷の遣い”を騙り、町内の嫌われ者の自宅に「天誅」と称してほうかする輩が出没しているらしい。潔白を訴える主水は町を脅かす巨悪と対峙する!
世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業
著者名:佐藤優
出版社:PHP研究所
「アメリカやヨーロッパ、ロシア、イスラエルなどの大学では、文科系、理科系にかかわらず、哲学と宗教について学ぶ。なぜなら哲学と宗教は、人間が生きていく上で不可欠な基本原理だからだ。日本の政治、経済、マスメディアなどで活躍するエリートには哲学と宗教に関する知識と教養が欠如している。この点を改善することが日本の社会と国家を強化するために有益と思う」。
この著者の問題意識によって実現した、筑波大学の連続講義を紙上再現。「他者との関係がモノのように見えてしまう『物象化』が常識を生み出している」「仏教が考える世界の成り立ち――世界にはまず、見に見えない『業』があった」「バチカンは200年から300年のスパンで戦略を練る ベネディクト16世の生前退位もその一環」……。
ウチら棺桶まで永遠のランウェイ
著者名:kemio
出版社:KADOKAWA
やなこと全部、スワイプして消すよ
好きを武器に変えた圧倒的スター kemioの生き方エッセイ
マーダーズ
著者名:長浦京
出版社:講談社
この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288件。検挙率の平均は98%。
単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。
また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。
およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。
他の先進国と比べて日本のこの数値は異様に低く、多くの死が見逃されている可能性がある。
殺人を犯しながら、誰にも知られず、日常生活を続けている者たちがいる。
これは、現実の日本で起こっているかもしれない、知ってはならない物語。
ジグソーパズル48
著者名:乾くるみ、装画:みずす
出版社:双葉社
日常で起きてしまった七つの事件。解決に挑むのは個性豊かな女子高生!
「イニシエーション・ラブ」の著者が贈る連作ミステリ短篇集。
虎を追う
著者名:櫛木 理宇
出版社:光文社
30年前に起きた『北蓑辺郡連続幼女殺人事件』。逮捕された亀井戸健、伊与淳一は、死刑判決を受け収監されているが、亀井戸が喉頭癌のため獄死した。当時栃木県警捜査一課にいた星野誠司は、この事件には真犯人がいるのではとずっと思ってきた。刑事を引退した今、事件を調べ直したいと思った星野は、世論を動かすことが必要であると認識し、孫である大学生の旭とその友人・哲に協力を仰ぐ。”星野班”はSNSや動画投稿サイトを使い、”冤罪事件の真相解明をリアルタイムで見せる”という形で拡散することに成功。新たな証拠・証言を見つけ発信していくうち、「虎」と名乗る男から真犯人しか知りえない情報を含んだ小包が届く――
ウナノハテノガタ
著者名:大森兄弟
出版社:中央公論新社
父は嘘つき、子は怖がり。
そこは“弱い命”を集める楽園。
死体を運び続ける少年と父。
二人が背負った使命は罪か?救いか?
原始の海から届くどこにもなかった物語
小児の近視 診断と治療
著者名:日本近視学会 (編集)、日本小児眼科学会 (編集)、日本視能訓練士協会 (編集)
出版社:三輪書店
世界的に近視の人口が急増し、社会問題となっています。近視の進行は多くが学童期に生じることから、年齢に応じて小児の近視の程度を正しく評価する必要があります。しかし、小児は調節の影響が強く働くため普通瞳孔下での他覚的屈折検査は信頼性が乏しく、調節麻痺薬の使用が不可欠で、検査にもコツがあります。 また、近視の治療は屈折矯正だけでなく「進行をどう抑制していくか」という側面が重要となります。近年注目されている近視進行抑制治療の最新の知見を網羅し、近視進行を抑制する治療をエビデンスに基づいて行うことができるようまとめています。
小児の近視の疫学・定義・診断基準などの基礎的側面から、視力・屈折検査の実際や眼鏡処方の方法など実践的側面、近視進行抑制の治療法という新しい側面、よくある質問に答えるQ & Aが学べ、日常的に最も多く遭遇する「近視」に実践的に役立つ一冊です。
天命の巫女は白雨に煙る 彩蓮景国記
著者名:朝田小夏、カバーイラスト:Laruha
出版社:KADOKAWA
景国の祭祀を司る貞家の一人娘・貞彩蓮は、15年に1度行われる結界の張替えに駆り出されていた。日差しが照り付ける中、禁軍に勤める婚約者の皇甫珪と共に、仕事に精を出していると、公子・騎遼に声をかけられる。先王の墓が荒らされ、祀られていた遺体が行方不明になったので、捜してほしいというのだ。犯人を見つけるべく、貞家の名誉にかけて、調査に乗り出す彩蓮だったが、そこには現王に繋がる秘密が隠されていて――。
ニワトリは一度だけ飛べる
著者名:重松清
出版社:朝日新聞出版
左遷部署「イノベーション・ルーム」に異動となった酒井裕介のもとに「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名の謎のメールが届くようになる。送り主は酒井らを『オズの魔法使い』の登場人物になぞらえて、何かメッセージを伝えようとしているようなのだが・・・・・・。
アイネクライネナハトムジーク (上)
著者名:伊坂幸太郎、作画:いくえみ綾
出版社:幻冬舎コミックス
先輩のミスを被り、駅前で街頭アンケートを集めていた佐藤。でも、通りを行きかう人々は、声をかけても誰も彼もが素通り・・・・・・・
時間ばかりが過ぎていく中、一人の女性が立ち止まってくれた。
長めの髪を束ね、地味なスーツ、手の甲にマジックで書かれた”シャンプー”の文字――
そんな彼女との出会いから、奇跡の物語は始まるのだ。
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そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を振込むと、息子の写真が一枚届く。それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに―。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか?
その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。
笑って泣ける父と子の再生の物語。