制作実績

WORKS
  • 永善堂病院 もの忘れ外来
    著者名:佐野香織、装画:境
    出版社:ポプラ社
    起伏の多い地形が特徴的な、太平洋に面した北関東の小さな田舎町。海からほど近くの緩やかな勾配を上りきったところに、永善堂病院はある。風変わりな三兄弟が経営するこの病院に、ふとした偶然から看護助手として「もの忘れ外来」で働くことになった奈美。そこで目にしたのは、「自分が自分でなくなってしまう」恐怖と必死で戦っている人々の姿だった。自身も過酷な現実に押しつぶされそうになっていた奈美だが、彼らと真摯に向き合うなかで、少しずつ気持ちに変化が現れて・・・。
  • 愛×数学×短歌
    著者名:横山明日希
    出版社:河出書房新社、カバー・本文イラスト:いつか
    愛と数学は”共有点”だらけ?
    Twitterで話題になった、「愛と数学の短歌コンテスト」を書籍化!

    数学と短歌。
    一見、遠い分野のようで、実は何かつながるものがあるかもしれません。
    数学という世界を取り入れることで、短歌で表現できる世界が広がります。
    この本は、愛をテーマにした数学短歌をまとめた短歌集です――。
  • 死者ノ棘 黎
    著者名:日野草
    出版社:祥伝社
    「おれには人の死期が視える。そして、魂を移し替えることも」癖のある黒い紙と穏やかな表情をたたえる若い男は、妻殺しを目論む余命わずかな夫にそう告げた。男の名は珠緒。寿命を目前に、復讐を切望する者、憎悪をたぎらせる者、愛を伝えたい者たちに、心を揺らす提案を囁き続ける――生への執着に憑りつかれた人間の業を、巧みな構成と驚愕の結末で描く、衝撃の書!
  • 今はちょっと、ついてないだけ
    著者名:伊吹有喜、カバーイラスト:丹地陽子
    出版社:光文社
    バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎると忘れられ、所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに四十代になった。カメラも捨て、全てを失い。自分が人生で本当に欲しいものとは、なんだったのか? 問い返すうち、ある少女からの撮影依頼で東京へ行くことになった浩樹は、思いがけない人生の「敗者復活戦」に挑むことになる。
  • 犯罪心理分析犯・八木小春 アイアンウルフの箱
    著者名:佐藤青南
    出版社:KADOKAWA
    『革命結社アイアンウルフ』を名乗るテロリストによって政治家事務所が爆破された。犯罪心理分析班の新米刑事・八木小春は、相棒・土岐田のプロファイリングからアイアンウルフを連続爆弾魔ユナボマーの模倣犯として事件を追う。
    やがて発生した第二の事件。さらに第三の犯行予告が送り付けられた。小春ら犯罪心理分析班は、爆弾が仕掛けられた次の標的をつきとめようとするのだが、狙われているのは土岐田だと判明し!?
    土岐田はなぜ狙われたのか。意外な犯人の衝撃の動機とは? 全く新しい警察小説第2弾!
  • ぼくのわがまま宣言!
    著者名:今井恭子、装画・挿絵:くまおり純
    出版社:PHP研究所
    小学5年生の翔は、パパがベルギーへの転勤が決まり、ママが仕事で忙しくなるという理由で、田舎のおばあちゃんの家に自分だけ引っ越すことになった。共働きの両親の都合とはいえ、いつも自分ばかりが犠牲になり、損ばかりしていると感じていた。そこで、おばあちゃんの家で犬を飼うことを引っ越しの条件にした。ところが、おばあちゃんは裏山のタヌキ一家が怖がるからという理由で、犬を飼うことを許してくれなかった。
    新しい学校に通いはじめた翔は、都会に比べて何もない田舎や、同じクラスの咲良にうんざりしていた。しかし、自然豊かな田舎にも慣れ、少しずつクラスの仲間とも打ちとけていく。そんな中、ママの生い立ちや、なぜママが仕事に打ち込むのかを知ることになる。さらに、おばあちゃんに思いがけない出来事が起こり……。
    大人の都合に振り回されながらも、家族との関係を見つめ直し、自分がやりたいことを見つけていく少年の成長物語。
  • ニュースがわかる 図解 東アジアの歴史
    著者名:三城俊一、編:かみゆ歴史編集部
    出版社:SBクリエイティブ
    「東アジア」では、黄河の中流域に文明が誕生して以来、さまざまな民族が覇権を争い、数多の国々が興亡を繰り返してきた。その有史から現代に至るまでの長大な営みを、中国、日本、朝鮮半島の3者を「メイン・プレイヤー」に据え、それぞれの視点から読み解く歴史ガイド。現在、日本が周辺諸国との間で抱えている深刻な問題は、いつ、どのようにして生まれ、なぜ、外交問題にまで発展したのか―。感情論や先入観を排除し、冷静な視点から歴史を学ぶことで、ニュースの「ウラ側」が見えてくる。
  • わたしの宮沢賢治2 豊穣の人
    著者名:山下聖美
    出版社:ソレイユ出版
    国や宗教、時代やジャンル、性別さえ超えた異次元の人

    宮沢賢治文学の研究ひとすじに歩んできた著者が示す、その真髄。
    まばゆいばかりの魅力の源泉の秘密が解き明かされるとき、私たちは、賢治がもっとよくわかり、好きになる!

    自然への畏敬と究極の誠実さ――。「賢治の心」を今こそ伝えたい。

    「わたしの宮沢賢治」シリーズ2
  • 焦土の鷲 イエロー・イーグル
    著者名:五條瑛
    出版社:徳間書店
    出征していた歌舞伎役者の紀上辰三郎は、復員後、彼を慕う弟弟子の香也と一座の再興を期す。一方、辰三郎の上官だった宮本は巣鴨プリズンに収監されたが、GHQ所属のリオンの訪問を受け、諜報組織への参加を条件に出獄。共産主義勢力の摘発に動く。民間情報教育局CIEは歌舞伎演目の制限を示唆し、梨園は存立の危機に立っていた。辰三郎はCIE懐柔に奔走するが。書下し長篇サスペンス。
  • 兄ちゃんは戦国武将!
    著者名:佐々木ひとみ、画:浮雲宇一
    出版社:くもん出版
    「どんなときも政宗公であることで、おれはこの街の力になりたいと思ってる」

     檜山春樹は、スポーツや勉強で本気になることが苦手な小学校5年生。そんな春樹と両親のもとに、大学を中退して以来、音信不通になっていた兄・夏樹から手紙が届く。
     夏樹は、大学を中退してから、芝居を学び、今では宮城県や仙台市をPRするおもてなし隊「奥州・仙台 おもてなし集団 杜乃武将隊」のリーダー・伊達政宗として活躍しているという。小さなころから自分の面倒を見てくれていた兄のことが大好きだった春樹は、「大学を卒業したら、帰ってくる」という約束を破った兄を許すことができない。
     そんな兄をとっちめるために、檜山家を代表して、仙台市に住む祖父のもとにむかった春樹。はじめは、大人のクセにコスプレみたいな格好で、チャンバラごっこをしている兄のことが恥ずかしくて、許せなかった春樹だが、東日本大震災の被害に遭いながらも、武将隊に元気をもらって前向きになれたという美咲とその祖母・水沢さん、津波で家をうしなったというお年寄り、兄とともに武将隊で活躍する小十郎さんら、仙台の人びととふれあううちに、少しずつ気持ちが変化していく。
     仙台を去るとき、春樹が見つけた答えとは……。
  • ブルーロータス 巡査長 真行寺弘道
    著者名:榎本憲男
    出版社:中央公論新社
    真行寺弘道は、ある理由から出世を拒否し、五十三歳ながら捜査一課のヒラ刑事だ。荒川沿いを流す真行寺は捜査員たちに出くわす。河川敷で変死体が発見されたという。やがてこの死体はインド人男性であることが判明。その死に事件性を感じた真行寺が、インドを専門とする若き研究者・時任の協力で捜査を進めると・・・・・・。痛快娯楽大作第二弾!
  • MORI Magazine
    著者名:森博嗣、カバーイラスト:コジマケン
    出版社:大和書房
    この”雑誌”は、ミステリィ作家・森博嗣にしか作れない――。
    架空の登場人物たちとの身も蓋もない掛け合い。鋭い洞察力にバッサリ切られる人生相談。そして、三人の「森博嗣」による奇妙な座談会・・・・・・。
    書籍と雑誌、そしてフィクションとノンフィクションの面白さを駆け巡る、前人未到の新エッセィ!
  • 偽装 越境捜査
    著者名:笹本稜平
    出版社:双葉社
    三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑者と目される男が横浜のマンションの一室で死体となって発見された。男は、大手金属加工機メーカーの創業者一族の御曹司・木崎乙彦。警視庁捜査一課特命捜査二係の鷺沼友哉は、事件の真相を明らかにしようと乙彦の周辺を洗い直していくが、捜査が進むにつれて見えてきたのは、一代で財をなした権力者が君臨する大企業の影。犯罪スレスレの捜査で犯人に肉迫していく鷺沼と宮野のはみだし刑事コンビが辿り着いた真実とは――!? 大人気警察小説『越境捜査』シリーズ第5弾!
  • 龍にたずねよ
    著者名:みなと菫
    出版社:講談社
    時は平安。父親がぬれぎぬを着せられ急死し、一人残されてしまった、中納言の姫君。
    ある夜、盗賊にさらわれて・・・。姫は、姿を男子にかえ、名を夜露と改め、夜盗として活躍しはじめる。姿を霧のように消すことができる狭霧丸と夜露が、美しい今日の街を跋扈する。姫と盗賊がくりひろげる、爽快活劇!
  • おばちゃん介護道 独身・還暦作家、91歳母を看る
    著者名:山口恵以子
    出版社:大和出版
    元「食堂のおばちゃん」作家が母との日々を綴った、笑いと愛情たっぷりの新感覚ガス抜きエッセイ

    振り回される度に、何故か愛しさが膨らんでいく。
    原稿を書き、母親を介護し、猫3匹(暴力的)に悪さをされる多忙な毎日。
    そんな中、たとえ母親がワガママを言っても、記憶が抜け落ちても、ウンチやオシッコを漏らしても、
    「順番だもんなあ」
    と明るく受け容れられる秘訣とは――?
  • 縁結び神社の悪魔さま
    著者名:森川秀樹、イラスト:新井テル子
    出版社:KADOKAWA
    婚活に勤しむ珠子は、お参りすれば必ず恋人ができるという神社の噂を聞く。その神社はご利益があるばかりか、イケメン神主が恋愛相談にも乗ってくれるというのだ。
    さっそく訪れる珠子だが・・・・・・そこにいたのは全裸の男! しかもその背中には大きく赤黒い羽が――
    「へ、変質者!」
    「変質者ではない! 悪魔だ!」
    神社に封じられている悪魔・神狩は、神主として参拝者の縁結びを課せられていた。神狩の正体を知った珠子は、その手伝いをするはめになってしまい――? 悪魔神主と婚活女子の縁結び奮闘記!
  • 聖母の共犯者 警視庁53教場
    著者名:吉川英梨
    出版社:KADOKAWA
    実子に対する過失致死で服役中だった女性受刑者が移送中に府中警察署内から脱走。翌日、卒業式真っ只中の警察学校で、助教官と学生を人質にとった前代未聞の立てこもりが発生した。犯人は女囚と獄中結婚をした男で、彼女が起こした事件の真犯人を突き止めよ、と要求。同署刑事の綾乃と、元警視庁刑事で警察学校の教官・五味が真相究明に乗りだした。やがて別の協力者の存在も明らかになり――。人気シリーズ第3弾。
  • 瑕死物件 209号室のアオイ
    著者名:櫛木理宇
    出版社:KADOKAWA
    誰もが羨む、川沿いの瀟洒なマンション。専業主婦の菜緒は、育児に無関心な夫と、手のかかる息子に疲弊する日々。
    しかし209号室に住む葵という少年が一家に「寄生」し、日常は歪み始める。
    キャリアウーマンの亜沙子、結婚により高校生の義母となった千晶、チョコレート依存の和葉。
    女性たちの心の隙をつき、不幸に引きずり込む少年、「葵」。
    彼が真に望むものとは?
    恐怖と女の業、一縷の切なさが入り交じる、衝撃のサスペンス!