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母さんは料理がへたすぎる
著者名:白石睦月、画:くまおり純
出版社:ポプラ社
僕の名前は山田龍一朗。
今春、なんとか志望校に入学できた十五歳。
山田家の父親は三年前に事故で他界。会社勤めの母親と、幼稚園に通う三つ子の妹たちの面倒を見るのが高校1年生の龍一朗の役目。もともと料理は好きだけど・・・・・・・。それぞれつまずいたり、悩んだり、助けられたりしながら日々を刻んでいく山田家と龍一朗を、こまやかで確かな筆致で描いた青春と成長の物語。
未来が明るくておいしい。生きる力がわいてくる!
無垢と罪〈新装版〉
著者名:岸田るり子
出版社:徳間書店
小学校の同窓会で、二十四年ぶりに初恋の女性と
再会した。しかし、その翌日、彼女は既に
死んでいたことを知る。
同窓会の日、語り合った女性は、
いったい誰なのか? (「愛と死」)
転校生を目で追ってしまうのは、彼が落とした
手紙を拾い、その衝撃的な内容を読んでしまった
ことからだった。
謎めいた彼の行動は……。(「謎の転校生」)。
幼き日の想いや、ちょっとしたすれ違いが、
月日を経て、意外な展開へ繋がってしまう。
ロングセラーとなった『天使の眠り』などで
人気の著者による連作集。
SCS ストーカー犯罪対策室 (下)
著者名:五十嵐貴久
出版社:光文社
白井有梨にメールを送り続けていたストーカーは死亡し、事態は解決したと思われた。だが、「S」からのメールは止まらなかった。死んだのは「S」ではなかったのか!? 依然正体のわからない「S」は、いったい何者なのか? 新たにSCSに加わった岸川は、有梨の事件に関して何かを調べているようだが・・・・・・。衝撃の真相まで一気読み!!
SCS ストーカー犯罪対策室 (上)
著者名:五十嵐貴久
出版社:光文社
白井有梨が所属する新品川署ストーカー犯罪対策室(SCS)には、日々ストーカーにまつわる相談が寄せられている。解決に奔走する一方、有梨自身も「S」と名乗る人物から、無数のメールを送りつけられていた。監視されているとしか思えない内容のメールを、いったい誰が、どうやって?有梨は数々のストーカー犯罪と対峙しながら、自らの問題を解決できるのか!?
炎冠 警視庁捜査一課七係・吉崎詩織
著者名:戸南浩平
出版社:中央公論新社
渋谷ハチ公像の前で女性の爆死事件が発生した。被害者の頭部には時限爆弾。指定のコースを時間内にゴールできなければ、爆破するように設定されていた。陸上経験者である刑事・吉崎詩織は特捜の一員として事件を追う。だが犯人の魔の手は、東京五輪マラソン代表候補・樋口舞子の元に迫る。レース×サスペンス、緊迫の警察小説!
信長の笑み、光秀の涙
著者名:辻大悟
出版社:双葉社
織田信長が本能寺で横死してから十数年後、太閤秀吉が死に、天下はにわかに乱れはじめていた。そんな時世、「本能寺の変で亡くなる間際、信長公は”ぜひに及ばず”と呟いて笑みを浮かべた」という噂が巷に広がりだす。その裏には、本能寺の変に隠された恐ろしい陰謀と太閤亡きあと、天下をうかがう戦国武将たちの策謀が渦巻いていた。歴史小説界の新鋭が放つ衝撃のデビュー作、待望の文庫化。
メゾン刻の湯
著者名:小野美由紀、装画:丸紅茜
出版社:ポプラ社
「当たり前」の就職活動になじめず、内定のないまま卒業式を迎えたマヒコ。仕事も住居も危ぶまれる中、ひょんなことから東京の下町にある築100年の銭湯「刻の湯」に住むことに。そこにはマヒコに負けず劣らず“正しい社会”からはみ出した、くせものばかりがいて――。
ほんともう勘弁してください
著者名:時本紗羽、カバーイラストレーション:前田ミック
出版社:双葉社
毎朝出社するたびに俺に「好きです」と告白してくる女子社員がいた。新卒同期の彼女の告白がはじまったのは入社二年目の夏。それから五年続いた告白はある日、終わった。彼女が突然亡くなったのだ。その後、俺は彼女の日記を見つける。そして、その日記が書かれた日に「行ける」ことに気づいた俺は、ある決意をする。やがて知る、彼女の真実とは・・・・・・。はかなく切ない恋愛小説。
続 横道世之介
著者名:吉田修一
出版社:中央公論新社
バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。横道世之介、24歳。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。
沼に沈む骨は愛を語らない 超能者には向かない職業
著者名:斉木加津、カバーイラストレーション:wataboku
出版社:双葉社
刑事の麦子は、幼少期の「相手の気持ちになって考えなさい」という母の教え通りに人の意識に入り込む能力を身につけていた。その力が原因の一つとなり、田舎の村でしばらく休養することに。村では、行方不明だったある一家の長男の骨が沼で見つかり騒ぎになっていた。自殺と考えられていたが何か不自然に感じる麦子。事件を調べるうちに複雑に絡み合う村の人々の思いに気づき――。予測不可能なラストが待ち受ける長編ミステリー。
開かない錠はありません! 鍵屋・岩崎フーディーニ商会の事件簿
著者名:本田久作、イラスト:魚乃目三太
出版社:ポプラ社
世の中に、開かない錠はないんですよ――郵便ポストに賽銭箱、・・・・・・どんな錠でも、男の手にかかれば必ず開く。鍵屋「岩崎フーディーニ商会」に次々に持ち込まれる、鍵にまつわる事件をめぐって巻き起こる大騒動。笑って泣ける「鍵開け人情小説」、待望の続編。
騒がしい楽園
著者名:中山七里、装画:影山徹
出版社:朝日新聞出版
見えない魔の手から子どもたちを守ることができるのか?
埼玉県の片田舎から都内の幼稚園に赴任してきた幼稚園教諭・神尾舞子。待機児童問題、騒音クレーマー、親同士の確執…様々な問題を抱える中、幼稚園の生き物が何者かに殺される事件が立て続けに発生する。やがて事態は最悪の方向へ―。
あの冬、なくした恋を探して
著者名:いぬじゅん、イラスト:Tmaki
出版社:ポプラ社
高校時代、最愛の恋人と衝撃的な悲劇により別れて以来10年、仕事一筋で生きてきた玲菜。ある日、親友に無理やりつれていかれた婚活パーティーで、玲菜は容姿端麗な青年・ハルと出会う。しかし突然「君は性格がブスだ」と言われてしまう。ショックを受ける玲菜に、「君の性格を僕が変えてあげる」と言い放つハル。そして玲菜に手渡したのは、なぜかクロネコのぬいぐるみだった・・・・・・。読んだ人すべてが感動に包まれる、至極の純愛ストーリー。
獏の耳たぶ
著者名:芹沢央、カバーイラスト:日端奈奈子
出版社:幻冬舎
自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚に怯えながらも、息子・航太への愛情が深まる。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。それぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は・・・・・・。
おとぎカンパニー 日本昔ばなし編
著者名:田丸雅智、装画・本文イラスト:usi
出版社:光文社
現代ショートショートの旗手による、魅惑のショートショート第2弾!
緊張の入社当日、初めて挨拶した上司は生まれたときから一寸、つまり三センチほどしかなく!? 一寸上司(一寸法師)。
おばあさんが川で拾ったノートパソコンの桃のロゴから生まれた女の子は、情報工学の天才児で!? ロゴから生まれた(桃太郎)。
わらしべエージェンシー(わらしべ長者)、鬼の救い(こぶとり爺さん)など全12編収録
こころ食堂のおもいで御飯 あったかお鍋は幸せの味
著者名:栗栖ひよ子、カバーイラスト:もみじ真魚
出版社:スターツ出版
結が『こころ食堂』で働き始めたはや半年。”おまかせ”の裏メニューにも慣れてきた頃、まごころ通りのみんなに感謝を込めて”芋煮会”が開催される。新しく開店したケーキ屋の店主・四葉が仲間入りし、さらに賑やかになった商店街。食堂には本日もワケありのお客様がやってくる。給食を食べない転校生に、想いがすれ違う親子、そしてついにミャオちゃんの秘密も明らかに・・・!? 年越しにバレンタインと、結と一心の距離にも徐々に変化が訪れて・・・。
太平洋食堂
著者名:柳広司、装画:吉實恵
出版社:小学館
「目の前で苦しんでいる人から目を背けることは、どうしてもできん」
一九〇四年(明治三十七年)、紀州・新宮に西洋の王様がかぶる王冠のような看板を掲げた洋食屋「太平洋食堂」が開店した。
店の主人は「ひげのドクトル(毒取る)さん」と呼ばれ、地元の人たちから慕われていた医師・大石誠之助。
アメリカやシンガポール、インドなどに留学した経験を持つ誠之助は、戦争と差別を嫌い、常に貧しき人の側に立って行動する人だった。
やがて幸徳秋水、堺利彦、森近運平らと交流を深めていく中、“主義者”として国家から監視されるようになった誠之助に待ち受ける運命とは――。
信長様はもういない
著者名:谷津矢車、カバーイラスト:遠藤拓人
出版社:光文社
織田信長の乳兄弟でもある武将・池田恒興は困惑していた。あの信長が何者かに討たれたという。家臣らが見えない敵に右往左往する中、途方に暮れた恒興は”秘伝書”を手に取る。そこには、信長が戦や政の際に思い感じたことが書き記されていた。恒興は”秘伝書”を頼りに、信長亡き世を生き抜こうとするが――。戦国のカリスマに仕えた男の葛藤を描く、傑作歴史長編!
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山田家の父親は三年前に事故で他界。会社勤めの母親と、幼稚園に通う三つ子の妹たちの面倒を見るのが高校1年生の龍一朗の役目。もともと料理は好きだけど・・・・・・・。それぞれつまずいたり、悩んだり、助けられたりしながら日々を刻んでいく山田家と龍一朗を、こまやかで確かな筆致で描いた青春と成長の物語。
未来が明るくておいしい。生きる力がわいてくる!