制作実績

WORKS
  • 千の命
    著者名:植松三十里、装画:村上もとか
    出版社:小学館
    彦根藩士の子、賀川玄悦の生みの親は、おなかの子が出てこられずに亡くなってしまう。
    医者を志したが許されず、独力で鍼や按摩の技術を習得し京都に出る。
    ある日、お産で苦しむ隣人の女性を自らの技術で救った。
    その技術は評判となり、回生術と名付けた。

    その後、玄悦は、難産でひどい扱いをされている商家の妾・お糸を引き取った。
    次第にお糸に特別な感情を抱くようになる。
    三人の子供との関わりや妻のお信とお糸のことに悩みながらも、多くの命を救った。
    山脇東洋を始め、一流の医者たちからもその技術を認められた男。
    谷原章介さん絶賛の傑作小説、ついに文庫化。

  • 偉人はそこまで言ってない。歴史的名言の意外なウラ側
    著者名:堀江宏樹、装画:永井秀樹
    出版社:PHP研究所
    世界史や日本史の教科書で習った、印象的な歴史的名言の数々。
    実はそのどれもに、「ウソ」が隠されているとしたら……?
    本書では、「地球は青かった」(ガガーリン)、「日本の夜明けぜよ」(坂本龍馬)など、誰もが一度は聞いたことのある名言を入り口に、偉人たちの少し残念な素顔に迫る。
    名言が生まれた意外な背景を知ったら最後、もう座右の銘にはできなくなってしまうかも?
    文庫書きおろしです。

  • ミッドナイト・サン
    著者名:沢村鐵、装画:浅野隆広
    出版社:双葉社
    市民楽団のヴァイオリニスト・宇田川匠は、同じ楽団の涌井朱音と懇意になり、ある夜、19世紀のメキシコで起きた「死者の日」の出来事を語り出した。
    それは人の精気と能力を奪い、永遠に生きる夜の種族(ナイトブリード)が人間の女に恋をするという信じがたい物語だった。
    現代の東京と19世紀のメキシコ――交錯する二つの物語の結末は、幸せか、破滅か……。
    ラスト30ページ、千年を超える愛が燃え上がる。大ヒット「クラン」シリーズ著者の新境地!
  • 論理的な話し方の極意
    著者名:齋藤孝
    出版社:宝島社
    論理的な思考は、人生を豊かにする最高の武器!
    直感と閃きを磨きながら論理力を身につける練習帳。
  • きっと嫌われてしまうのに
    著者名:松久淳+田中渉、装画:田中寛崇
    出版社:双葉社
    高校に入学してすぐ、充はユキちゃんにひとめぼれした。
    それまで遊び人だったのに、人が変わったように彼女を前にするとまともに話す事もできない。
    しかし周りからストーカー扱いされるほどの猛アタックの末、二人は付き合うことになった、
    ただ、充にはなんとなく気になっていることがあった。
    ふとした瞬間ユキちゃんは寂しそうな無気力なような表情を見せるのだ。
    その理由は、彼女が隠すある秘密にあった…。

    その秘密を知った時、世界は一転する。
  • asta* 2018年1月号
    著者名:須賀しのぶ ほか
    出版社:ポプラ社
  • ゆら心霊相談所 座敷わらしを連れ戻せ
    著者名:九条菜月、装画:烏羽 雨
    出版社:中央公論新社
    高価な調度品が割れ、蔵の壁が従業員の上に崩れ落ち――
    老舗旅館を襲う怪事。その原因は座敷わらしがいなくなったこと!?
    「視えちゃう」高校生・秋都尊と「聴こえちゃう」変人所長・由良蒼一郎のコンビが、小さなお悩みから殺人事件まで、心霊関係のご相談に応じます!
    ますます好評のほんわかホラーミステリー第4弾。
  • 徹底図解 IoTビジネスがよくわかる本
    著者名:株式会社富士通総研 細井和宏、池田義幸、佐々木哲也、黒木昭博、菊本徹、小田和樹
    出版社:SBクリエイティブ
    IoTビジネスの基礎から応用編まで徹底図解でよくわかる1冊
  • 小説推理 7月号
    出版社:双葉社
    国内唯一の国産ミステリー専門誌です。
  • 出張料亭おりおり堂―ほろにが鮎と恋の刺客―
    著者名:安田依央、装画:八つ森佳
    出版社:中央公論新社
    見た目も腕も抜群の料理人・橘仁から、訪問先で料理を提供する「出張料亭」の助手に誘われた山田澄香。
    仕事も結婚もこれで安泰と働き始めたが、仁との距離は縮まらぬまま。
    そこへある日、可憐な娘が現れ仁の胸に飛び込んだ――!?
    ライバルの出現、そして澄香の知らない仁の過去。
    早くも波乱のおいしいラブコメ第二弾!
  • おふるなボクたち
    著者名:中島たい子、装画:杉田ヒロミ
    出版社:光文社
    「古いもの」が好きなケンは古代遺物の『レコード』が奏でる魅惑的な調べに聴き入る毎日を送っていた。
    そんな彼が恋をしたのはジャケット写真の中で微笑む女性。
    「彼女に会いたいんだ」
    大それた願いは思いがけぬ出来事を招き…。(「ボクはニセモノ」)
    中古品やおさがり、古いものに宿る思いが巻き起こす物語を、ユーモアとシニカルで包み込んだすこし不思議な短編集。

  • さよなら僕らのスツールハウス
    著者名:岡崎琢磨、装画:くっか
    出版社:KADOKAWA
    関東某所、切り立った川岸に建つシェアハウス「スツールハウス」。
    若者たちがひととき、腰かけるように住み、旅立っていく場所。
    新築時からの住人で、「スツールハウスの主」と呼ばれる女性、鶴屋素子。
    彼女がいた様々な時期に、ハウスのいろんな場所で生まれた、様々な謎。
    それらが解かれとき、彼女の衝撃の秘密が明かされる――。

    「戻りたいあの頃」があるあなたへ贈りたい、胸がぎゅっと切なくなる青春ミステリ。
  • リボルバー・リリー
    著者名:長浦京
    出版社:講談社
    かつて「最も排除すべき日本人」と呼ばれた諜報員の百合は、消えた陸軍資金の鍵を握る少年との出会いをきっかけに再び戦場へと還る。
    関東大震災後の東京を生き抜く先に、安息の地は待っているのか!
  • バベル九朔
    著者名:万城目学、写真:小林川ペイジ
    出版社:KADOKAWA
    作家志望の「夢」を抱きながら祖父が遺した雑居ビル「バベル九朔」で管理人をしている俺。
    業務をこなしていたある日、
    全身黒ずくめの「カラス女」が現れ、俺に問うてきた。

    「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」

    巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――
    心が安まる暇もない俺がうっかり触れた1枚の絵。
    その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。
    そこで出会った見知らぬ少女から「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは、雲をも貫く、巨大な塔だった。
  • 京都西陣なごみ植物店「紫式部の白いバラ」の謎
    著者名:仲町六絵、装画:ふすい
    出版社:PHP研究所
    逆さまに咲くチューリップはありますか?
    蛍が集まる草は?源氏物語に描かれた薔薇の秘密って?
    植物にまつわる謎と京都の風物詩が絡み合う優しいミステリー。文庫書きおろし!
  • プロパガンダゲーム
    著者名:根本 聡一郎
    出版社:双葉社
    「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない」
    大手広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ちあがった大学生8名。
    彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の
    国民を戦争に導けるかどうかを競うゲームだった。勝敗の行方やいかに、
    そしてこの最終選考の真の目的とは?――先の読めないゲーム展開と衝撃のラストが、
    宣伝広告の本質、ネット社会における民主主義とはなにかを読者に問いかける。
    アマゾン電子書籍の人気作を大幅改稿した完全版!
  • みつばの郵便屋さん 幸せの公園
    著者名:小野寺史宜、装画:pon-marsh
    出版社:ポプラ社
    少し宛名が違っていても届けられれば届けたい。
    でも、さすがにこれは……宛先も差出人も不明のハガキ。
    だが、チラッと見えた文面に「思い」を察してしまった秋宏は、かすかな手掛かりをもとに謎の受取人を探し始める。
    心優しいポストマンが繰り広げる小さな奇蹟の物語。
  • 愛される資格
    著者名:樋口毅宏、装画:石井みつこ
    出版社:小学館
    大手文具メーカー「あねちけ」に勤める平凡なサラリーマン・富岡兼吾。
    彼は普段から自分に厳しい上司の下永に不満を持っていた。
    ある日、酒に酔った下永を家まで送ることになった兼吾は、下永の妻・秀子と出会う。
    そのとき、兼吾の心にある復讐の企みが芽生えたのだった――。
    過激で大胆かつ繊細な性描写と心理描写が導く衝撃の結末。
    単行本発売時、「樋口毅宏の最高傑作」と評された長編小説が待望の文庫化!